110番通報しまスタ
キャ〜!!
深夜1時前。女性の悲鳴が数回聞こえたので警察に通報した。
ここ最近夜中によく悲鳴が聞こえるのだ。
先日もカミさんと「今悲鳴が聞こえなかった?」なんてやりとりをした。2ヶ月ほど前には夜中の12時過ぎに「『助けて〜』という女性の悲鳴が聞こえませんでしたか?」なんていう警察官の訪問も受けている。
近所の誰かが叫んでいる事だけは確からしい。
通報前に一応確認のために外へ出てみる。
相変わらず派手に「キャーキャー」聞こえる。
裏のマンションが発生(発声)源か?
※ちなみにそのマンションは元我が家だったりする。
しばらくすると「触らないで〜!」なんてセリフも飛び出した。
う〜ん…
そういうプレイかも
なんてことも一瞬アタマをよぎったが(笑)近所迷惑であることには変わりないし、最近起きた殺人事件のことなどもあるのでやはり通報することにする。
事件ですか?事故ですか?
110番にかけた時の決まり文句だ。
事件性は低いと思っているのでのどかに答える俺。
いや、事件ってほどではないと思うんですけど〜
なんか女の人の「キャ〜」っていう悲鳴が何度も聞こえるんで〜
もしかしたら夫婦喧嘩とかかもしれないんですけど〜
一応調べてもらえますか〜?
あとは必要事項をササッと伝えて電話を切る。警察の担当者の対応はとても丁寧だ。こんな深夜に事件でもなんでもないかもしれない件に誠心誠意対応してくれて頭が下がりますな。
数分後パトカー到着。
しかも3台。
早っ!andすごっ!
いや〜、日本の警察もまだまだ捨てたもんじゃないな〜。この対応の早さはホント素晴らしいと思う。自分が事件に巻き込まれた時にこれだけ早くおまわりさんが来てくれたらさぞ心強いことだろう。
この時点で俺は現場にいなかったので到着した警察官達とは携帯でやりとりをする。110番通報をした時点で相手に俺の番号が伝わっていたようで向こうからかかってきたのだ。
もう一度詳しく状況を説明する。
数分間にわたって女性の悲鳴が聞こえたこと。
悲鳴の内容。
悲鳴の聞こえた場所。
これまでにもこういったことがたびたびあったこと
…などなど。
話している感じでは警察官達が到着してからは悲鳴が止んでしまっているらしく場所が特定できない模様。もう少し調べてなんともなければ引き上げるらしい様子が伝わってくる。
せっかく来てもらったのに無駄足になってしまったのだったら通報した身としてはちと悔しい。
数分後俺が現場に戻るとちょうどパトカーが発進するところだった。事件は解決したのだろうか?
一応挨拶をする。
どうも、通報した者です。
警察官がパトカーのウィンドウを開けて応える。
ああ、通報ありがとうございます。
マンションの5階が現場でした。
で、事件性は?
単なるイチャツキ喧嘩ですな。
事件性ゼロ。
ハッハッハッ、ご苦労様です。
そんなこととは思っていたがやはりそうだったか。
逆にこちらがねぎらいの言葉をもらって申し訳ない気持ちだ。
全国でこんなしょーもない事件とも呼べない事件で日々警察官達が出動していると思うとホント感謝しなくちゃと思う今日この頃である。