不幸中の幸い
実はDogschoolのライブの3日前にバスドラム用ペダルが
ぶっ壊れた。もう少し正確に書くと駆動部分の要であるナイ
ロンベルトが切れてしまった。このベルトがなければペダル
もただの鉄くずである。
使い始めて最低でも10年は経っているペダルだからいつベ
ルトが切れてもおかしくはない状況ではあったのだが、そん
な前兆は感じられなかったので油断していた。
とにかくベルトが切れたままでははライブでペダルが使えない。
っていうかその前日のリハでも使えない。
なんとかせねばと焦る俺。
とりあえず馴染みの楽器屋に電話をしベルトの在庫状況を確
認するも在庫は無し。仕方なく取り寄せの手続きを進めるが
店頭に届くのが明後日になるとのこと。
しかしそれではリハに間に合わない。
う〜ん、どうしよ。
なんとかせねば。
お店の人にちょっと無理を言ってみた。
店頭にあるペダルのベルトを
はずしてそれを売ってくれ!
いくらなんでもそれは無理があるだろ〜よ>自分。
っていうか商品のベルトをはずしちゃったらその商品売れない
じゃん(笑)。でもその時はそのくらい焦ってなりふり構っていら
れなかったのだ。
ただ俺が無茶な事を言うのでお店の人もこちらの焦り具合を察
してくれたらしく(笑)何らかの対応をしてくれるとのこと。ダメ元でも
言ってみるもんだな。
そんなわけでこちらの携帯番号を伝えて折り返し連絡を待つ。
数分後携帯が鳴る。
「頼むぞ〜」と祈るような気持ちで電話にでる。
朗報。
店員さんが商品の納期を一日早めてくれるよう手配してくれた
模様。これで明日にはベルトが手に入り、リハにも本番にも間に
あう。
感謝感謝である。
翌日楽器屋に出向きベルトを入手。すぐに交換しペダルが問題
なく使えることを確認。
リハ、本番ともトラブルなく終わる事ができた。
今回は楽器屋さんの計らいでなんとか無事に乗り切る事ができ
たが日頃あまりメンテナンスなどをしないで機材を放っておくと
突然こういったトラブルに出くわしてしまうのだという良い教訓に
なった。
今後はもう少し身の回りのものには気を使うようにしよう。
しかし後1日ベルトが切れるのが遅かったらリハにもライブ本番
にも間に合わなかった。いやもし3日遅れて本番中に切れてい
たらライブが台無しになっていた。
そう考えるとベルトが切れたのがライブの3日前だったのは本当
に不幸中の幸いだった。
なんだか分からないが神様っぽいものに感謝しておこう。