良いドラマーになるためのブログ

【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

悶絶…

16:00
外でバイクに乗っている時「ん?なんか胃の辺りが痛いな…」と感じ始める。そのうちおさまるいつもの痛みかなと軽く考えていたのだが、それから時間が経つに連れ徐々にその痛みは確実なモノへと変化していく。


17:00
痛みがピーク(第一次)を迎える。バイクの運転もままならない。普通に歩くことは出来ずものにつかまり腰を折り曲げた状態でしか立てなくなる。


17:15
ヤバい。焦った俺は馴染みの胃腸科クリニックが休みでないか実家に確認の電話をいれる。どうやら今日は診察をやっているようだ。ホッ。


17:50
家に向かってバイクを走らせる。痛みが若干やわらいでくる。よしっ、この調子で治ってくれ〜。残る痛みをこらえながら娘の通う保育園へお迎えに行く。先生方に心配される。娘よ、早く帰りの準備をしておくれ。雨にはしゃぐ娘をこの時ばかりは呪った(笑)。


18:10
家に着くやいなや引き出しをゴソゴソとかき回し保険証を探す。即ゲット。娘は向かいの実家に預けすぐに胃腸科へGO!こういう時実家が近いとホント助かる。ありがとう父よ、母よ。娘を頼んだぜ。


18:15
母が胃腸科の先生にあらかじめ電話で連絡を入れておいてくれたらしく診察まではいたってスムーズ。ありがとう、母よ(again)。先生がお腹を押すと部分部分で痛みが走る。やはり胃が痛みの発信源らしい。痛み止めなどの薬を処方してもらう。


18:25
最寄の薬局に処方箋を出しに行く。ホッと一息つきロビーのソファーに腰をおろしかけた瞬間、カミさんに買い物を頼まれていたことを思い出す。買い物に行くかどうか迷ったが行かないと明日の朝のパンやら牛乳やらが無い。それは困る。痛みの走る体に鞭打って近所のスーパーに買い物に行く。まだ痛みで直立できないので買い物カートに寄りかかるように押しながら「牛乳、ハチミツ、タマゴ、パン、牛乳、ハチミツ、タマゴ、パン…」と呪文のようにうめきながら買い物をおそろしい早さで済ます。鬼気迫る買い物であった。会計後に商品を前傾姿勢で苦しそうに袋詰めする俺の姿もさぞ異様だったに違いない。


18:35
薬局に戻り薬を受け取る。受け取る時ももちろん前傾姿勢(笑)。一つだけ足りない薬があったのでそれは翌日取りに来ることに。ま、いいんだ。とにかく痛み止めさえ手に入れば。お店の人が薬の説明を丁寧にしてくれるのだが、心の中では「早くしてくれ〜」と叫んでいた。


18:45
家に帰る。とにもかくにも痛み止め(ブスコパン)を2錠飲んで様子を見る。痛みはまたぶりかえしてきている。というかかなり悪化してきている。このままどこまで痛みが増すのだろうと段々平静でいられなくなってくる。娘はテレビでアンパンマンを楽しそうに見ている。いいな〜,お前は。両親は両親で「胃だよ」「いや胆石だろ、これは」と俺の痛みの原因を当てっこしているだけで大丈夫か?の一言もない。平和だな、うちの家族って(笑)。


19:30
痛み止めを飲んだ甲斐もなく容赦ない痛みが波状攻撃のように襲い続ける。ここで痛みが第二次ピークに。っていうかこの痛みに比べれば第一次はピークでもなんでもなかったことを悟る。ここが間違いなく頂上。何秒かに一回キーンと刺すような痛みが胃に走る。痛みに対して弱々な俺が耐えられるギリギリの痛み。少しでも楽な姿勢を探そうとうつぶせになったり、仰向けになったり、四つんばいになったりするがどれもダメ。立っても寝ても痛いもんは痛い。気づくと俺は床をタップ(プロレスラーがギブアップする時にマットをバンバン叩くあの動作)し続けていた(笑)。でも痛みは全然許してくれまへんでした。


20:00
これ以上この痛みが続くようなら救急車を呼ぶか…と思った時、ようやく痛みが和らいできたことを感じる。薬が効いたのか自然に痛みが治まってきたのかは分からないがどっちでもいいや。とにかく少しずつ楽になってきたのでやっと落ち着きを取り戻す。痛みが続いている間はずっと次の日のQUEEMのライブ、そして15日のb.b.hiroponsのライブのことを考えていた。このまま痛みが続いて入院なんてことにでもなって最悪ライブを飛ばす可能性もあったからだ。


20:50
ほぼ完全に胃が落ち着いてきたのでやっとのことで遅めの夕食にありつく。油もんなどは避けお茶漬けでサラッと。すっげー腹が減っていたので美味かった。



というわけで人生で最大の胃痛でした。いや本当に胃なのかも分からないんですけどね。もしかしたら痛いのはもっとその奥の臓器かも知れないし。うちの父が胆石やらなんやらで石のスペシャリスト(笑)なので俺もその血を受け継いでいるのかも。


そんなところは似たくね〜。