良いドラマーになるためのブログ

【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

指導することの難しさ

昨日は私が指導のお手伝いをしている小学生ブラスバンドの2011年度最終公演がありました。


ま、時折首をかしげるような音も出ていましたが(笑)、概ね合格点をあげられる演奏だったと思います。6年生はこれをもって学校だけでなくブラスバンドからも卒業。中学校へと旅立っていきます。吹奏楽部に入る子も、入らない子もこの経験を活かして頑張ってくださいね〜。


私がこのブラスバンドの指導に携わるようになってかれこれ丸4年でしょうか。ですが4年経った今でも、いつも指導の難しさという壁にぶち当たり、どうしたらもっともっと子供たちに音楽や楽器演奏の楽しさを伝えることができ、個々人の能力を最大限に伸ばせるのかという命題と戦っています。





子供たちは可能性の塊だ




なんてことをよく聞きますが、これは本当にその通りだと思います。彼らはおそるべきポテンシャルを秘めています。もちろん個人差があってどう頑張ってもそこそこまでしか上達しない子もいますが、こちらの予想をはるかに上回る上達ぶりを見せるスーパー小学生もいます。


で、最近よく目にするCMじゃないんですが、その子の可能性をググッと引き出すやる気のスイッチはどこにあるんだろう、と。


これの見極めが本当に難しい。


さらに褒めて伸びるタイプと厳しい言葉で伸びるタイプ。理屈で説明した方が理解するタイプと感覚で理解するタイプ。


など子供たちのタイプは本当に十人十色で「このやり方でやっておけばOK」みたいな万能な指導方法というものはないため(少なくとも私は知らない)、毎回毎回試行錯誤して悩みながら手探りで一歩一歩進んでいる感じです。


そんなこんなでいろいろ大変なんですが…


今考えている来年度の個人的な目標は


基礎的な練習を少しでも楽しく出来るような工夫する


ということ。


うちのブラスバンドは年々部員が減ってしまってもう30人を切っており、大人数で迫力のある演奏を見せることはできません。なので各人のレベルアップをはかり、「あそこのブラスバンドは人数は少ないけど、演奏がビシッと締まっていて良いね」と言われるようなポジションを狙っています。


そのためには各メンバーの演奏力のレベルアップが必須。


ですが基礎練習って退屈なメニューが多いので、そこを一工夫して子供たちが楽しみながら基礎レベルもアップできるような練習方法で取り組んでいきたいと思っています。


構想が成功するかは分かりませんが、なにはともあれやってみるつもりです。個人的な負担は増えますが、子供たちのためですからひと肌脱ぎましょう^^


というわけで新年度も頑張りますっ!