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【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

半減期に関する誤解

放射性物質半減期



まさかこの歳になってそんなものを意識して生活することになるとは夢にも思いませんでした。



ところで、この「半減期」ってどういうイメージでした?



私は最初電球が段々暗くなっていくようなイメージを持っていました。



例えば今ここに1000個のヨウ素の原子(半減期8日)があったとすると、その1000個の原子が常に放射線を発していて、その放射線が徐々に弱まっていく…


みたいな感じ。



分かりますかね、この説明(笑)



要するに発せられる放射線の力が半減していく期間だと思っていたのです。



でも実際はこの考え方は間違っています。



半減期の正しい考え方は



放射性物質が「崩壊」をして、
元の半分の量になるまでの時間



です。



要するに放射線を出す原子の数が半分になる期間です。
上のヨウ素の例で言えば8日経つと原子の数がおよそ500個になるということです。



そしてもう一つ私が誤解していた点。
それは原子が放射線を発する期間です。



常に原子からは放射線が出ているのかと思っていたのですが、実際は放射線が出るのは原子が崩壊する時だけ、です。



ですから各原子は一回しか放射線は出しません。


もちろん原子が何万個と存在していれば、そのどれかしらが常に崩壊していて、トータルで見れば放射線が出っぱなしという状態になりますが、原子一個一個で見れば放射線を出すのは崩壊する時一回こっきり。


そのイメージをとても上手く動く図を使って説明しているサイトがあったので是非チェックしてみてください。


→『半減期ってなあに?


放射能に関してはいろいろなスタンスの方がいますが、自分がどういう立場であろうとも正しい知識を身につけることは必須。


正しく理解して油断し過ぎず、恐れ過ぎず放射能と上手く付き合っていきましょう^^