奏法は手段でしかない
ドラムを演奏するためには様々な奏法があります。
ネットで検索すると「○○奏法」みたいな名称がいろいろとヒットします。
私も日頃からいろいろな奏法をマスターするためにあれこれ試行錯誤しながら練習をしています。
ただ、奏法というのはあくまで自分の中の音楽性とか個性とかを楽器を通して表現する際の手段でしかありません。
奏法(手段)だけを単独で身に着けたところで実際のプレイの中でそれを活かせなければ宝の持ち腐れです。
ものすごい奏法をマスターしていても、リズムキープがボロボロで他のプレイヤーとの協調性がゼロな人は誰からも相手にされません。
あくまで奏法は自分の中のやりたいことを実現するための一つの手段である、ということを常に念頭において練習に励みたいものです。
なんでこんなことをブログで書いているかというと、私自身奏法オタクで、ともすると実戦で使えないような奏法を嬉々として練習していたりするからです(笑)。
ですので自戒を込めて今回のブログを書いています。
と、言いつつも何か一つの奏法をマスターしようと一生懸命練習している時はとても充実していて楽しいし、その奏法が出来るようになった時は本当にうれしいんですよね〜。
だから今でもやめられない^^
ところで…
ちょっと奏法の話題からズレますが私がドラマーに求める必須テクニックは以下の三つです。
・ハイハットのアップダウン奏法
テンポの速い8ビートや片手刻みの16ビートを演奏するには必須
・足のダブル(二連打)
バスドラムで16分音符や32分音符を安定して踏めないと演奏できる曲が限定されてしまいます。
・スネアのオープンリムショット
安定したパンチのあるバックビートをオープンリムショットでビシッと決められるとそれだけでリズムが締まります。またフィルインでもアクセントの時にリムショットをかますとフレーズが周りの音に埋もれなくて良いですね。
アマチュアドラマーでもこの3点をしっかりおさえている人はとても上手に見えますし、実際プレイもしっかりした人が多いです。