好きなソロ(1)
今やネットでは世界中のドラマーが様々なテクニックを駆使して華麗なドラムソロを披露しているのを見ることができます。
ヴィニー・カリウタやデイヴ・ウェックルの華麗なソロもいい。
ヴァージル・ドナティやマルコ・ミネマンやマイク・マンジーニなどの超絶難解ソロも大好物です。
神保さんの4ウェイを駆使したソロも見ていて楽しい。
ですが、男気を感じるのはやはり一つ打ち(シングルストローク)でグイグイ押してくるソロ。
一つ打ちは「左右交互に打つ」という一番シンプルな奏法であるがゆえにごまかしがききません。その潔さがカッコいいんですよね。
そして一つ打ちでもフィンガーショット中心のサラサラしたスムーズなショットではなく、リストショットで音量がデカくてアクセントがバチバチ入るようなプレイが特にいいですね。
ただその分、体や腕に対してかかる負担が増えてドラマー的にはすっごいしんどい。
そこをこらえて速さや音量を犠牲にせずガンガン攻めてくるドラムソロをやる人は本当にすごいな〜と思います。
好きなソロをいくつか紹介します。
まずはたまたまネットで見かけたアイラン・ルービンのソロ。そのプレイのパワフルさとセンスの良さに一発で惚れました。
フォームはワイルドですがスティックはちゃんとバランスポイントで握って基本に忠実。ストロークは一つ打ち中心ですが、小技を効かせたり、コンビネーションでのプレイも随所に挟んで観客を飽きさせません。特にスネアのリムショットの連打が本当に小気味良いですね。
とんでもなくセンスが良いドラマーですが現在まだ25歳くらいです。末恐ろしいですね。ちなみに10代後半ですでに驚異的に上手かったらしいです。
それにしてもこれだけ長時間フルパワーで叩き続けたら俺ならヘバるな、間違いなく。