致命的な忘れ物
昨日はレコーディングだったのですが、忘れてはいけないものを忘れてしまいました。
私はモニター用にイヤホンを使っています。
コレね。
※実際持っているのはこの何世代か前の製品。現在は2万円以下で売っていますが私が買った時は3万円くらいしました(泣)。遮音性が高くクリアにモニタ出来るのでここ10年くらいはずっとこれを使っています。
ちなみにドラムの録音においてイヤホンの遮音性が高い事は非常に重要です。
ドラムは生音がかなり大きいので遮音性が低いイヤホン(ヘッドホン)を使用するとドラムの生音がガンガン聞こえてしまい、モニターする音が消されてしまうため、
生音うるさい
モニターの音を上げる
爆音を聞きながら演奏
難聴街道まっしぐら
と、なりがち。
遮音性が高いイヤホンをしていれば、モニターする音の音量は普段携帯プレーヤーで音楽を聞くのと同じかそれよりもちょっと大きめくらいの音量で済むので耳にとても優しいのです。
なのに、その大切なイヤホンをなんと忘れてしまいました。
手元にはいつもiPhoneで音楽を聞く時に使うビクターのイヤホンしかありません。
3000円台の安価なものです。
音質は悪くないのですが遮音性はShureのイヤホンに比べればかなり劣ります。
これをモニタ用に使うのはちょっと不安を感じます。
かといってスタジオの定番ソニーのCD900STヘッドホンは(当然ここのスタジオにもありましたが)VICTORのイヤホンよりもっと遮音性が低く、以前使った時にエラい目に遭ったので使いたくありません。
というわけでしかたなくVICTORのイヤホンでレコーディングに臨みました。
とりあえず音決めはなんとかクリア。
その後本番の録音は果たして…?!
全然楽勝でした(笑)。
これまで絶対にShureのイヤホンじゃないとダメだと思いこんでいたのですが、VICTORでも全然いけました。確かに遮音性は劣りますがその分モニター内のドラム音量を小さめに返せばいいだけの話。
結果的にモニターのバランスがとても作りやすく、なんだったらいつもよりやり易いんじゃね?っていうくらい快適なモニタ環境でした。
もっとも、おそらく10年前の自分だったら対応出来なかったと思います。
いろいろと練習や本番を経験する中でここ最近モニタリングする音量が小さめでも全然音が取れるようになってきたので、VICTORでも大丈夫だったのだと思います。
それにしても安価なイヤホンが本番でも十分使えるという事実に自分でもちょっと驚きでした。
今このブログを書いている間も耳は全然キーンとかなったりせず普段通りに聞こえます。
ということはモニタ音もそれほど大きくなかったし、ドラムの生音もある程度は遮音してくれたということ。
これからはVICTORのヤツで十分かなぁ。
どうだろ。