好きなソロ(2)
前回のアイラン・ルービンから間が開いてしまいましたが、次はアイランの師匠でもあるトラヴィス・バーカー。
この人は最初はただのパンク兄ちゃんかと思っていました。でもネットに転がっている動画を見てビックリ。
ルーディメントとかばっちり出来ちゃうんですよ。基礎がめちゃくちゃしっかりしている。おそらくマーチングバンド経験者じゃないかな。
で、ドラムセットでのプレイがこれまたビックリ。マーチングでのお行儀の良い演奏とは真逆の荒々しいスタイル。感情のままにガンガン叩きまくる。
そしてさらにビックリなのが荒々しくガンガン叩いているのにフレーズとかのセンスがメチャメチャ良くて「もう何なの、この人?!」ってな感じです。
彼の体はタトゥーだらけですが、
一生音楽で身を立てて行くんだという決意の表れとして全身にタトゥーを入れた
と聞いたことがあります。話の真偽は分かりませんが、「きっとそうなんだろうな」と納得させられるほどに生き様がそのままプレイに宿っているような熱い演奏をする素晴らしいドラマーですね、トラヴィスは。
数年前に飛行機事故で大けがをした彼ですが現在は完全復活しているようでなにより。事故前と変わらずパワフルなドラミングを見せてくれています。
紹介する動画は前半がリハでの練習バージョン、後半が本番バージョンです。長いですが、彼が全身全霊でドラムを叩く姿がバッチリ収められていて見応え十分です。随所にスピード感あふれるセンスの良いフレーズが散りばめられていて見ていてとても勉強になります。
私の心の師匠です^^