名著
為末大氏の「諦める力」。
まず若者は全員読んで欲しい。
もう教科書に載せるレベル。
特に「夢を追いかける」系の道を進んでいる人、進もうと思っている人は必読の書です。
そして私くらいの年代(40歳代)の人にも是非読んで欲しい。
日本の頂点を極め、世界の頂点は極められなかった為末さんだからこそ書けた本。
世間一般に語られるある種のお決まりのストーリーってあると思うんですが、そういうものに自分を無理矢理あてはめて「こうでなくてはならない」という呪縛に苦しんでいる人は実は結構多いと思うんです。
そういう思い込みから自分を解き放ちもっと肩の力を抜いて、本当の意味で自分らしく生きられるヒントが語られています。
手前ミソになりますが、日ごろ私やギタリストの佐々木章君なんかといつも語っている内容と驚くほど一致するんで、もうグイグイ読んじゃいました。
何かを達成するためには努力は不可欠です。
これは絶対的に正しい。
けれど
努力をすれば必ず結果が伴う…
とは残念ながら言えないんですね。
だったらどうすればいいのか。
一般的には否定的に取られる言動をあえて肯定的に捉えてみると、いろいろと新しいものが見えて来ます。
まぁ、私がここで語るのも野暮なんで是非この本を手にとって読んでみてください。