犯人はお前か!(1)
少し前から調子の悪かった我が愛機DW9000のツインペダル。
※大体5〜6万です※私の持っているのは初期型
具体的な症状としては
1.左側のスレーブペダルの動きのスムーズさがここ最近特に失われてきた
2.左側のペダルの踏み込み度合いが(どこも設定をいじっていないのに)深くなり、フットボードがボードの裏側の金具に接触するようになった
という2点が顕著。
スムーズさが損なわれた状態でもある程度プレイは可能ですが、やはり細かいプレイをする時にストレスを感じます。
またフットボードと他のパーツが当たっていると金属同士がぶつかる感触が足に伝わってきて不快だし、そのうちボードが割れるのではないかという不安を抱えながらのプレイになるので安心した気持ちでプレイが出来ません。
というわけで犯人探しのためにショップに行って、店頭に置いてあるDW9000とうちのDW9000でどこがどう違うのかを比べてきました。
向かったショップは当然いつも御用達の秋葉原のドラムステーション。品数も良いし店員さんの知識もしっかりしているのでいろいろと相談することが出来ます。
さっそく事情を話して店頭にあるDW9000とうちの愛機を同時にセットして踏み比べ。やはり感触というかスムーズさが全然違います。
左のペダルをググっと押してパッと手を話すとお店のペダルは惰性で10回くらいビーターが動くのに、私のペダルは3〜4回でビーターが急ブレーキをかけられたように止まってしまいます。どこかでエネルギーをロスしているのは明らかです。
最初はどこか可動部の潤滑性が失われているのかと思いきや、そこには問題なし。となるとこのロスがどこで生まれるのか...
しばらく調べた結果「あ、こいつかも」と容疑者が浮かびました。
左右のペダルをつなぐシャフト(ユニバーサルコネクティングシャフト)です。(写真参照のこと)
お店のシャフトより私の持ち込んだペダルのシャフトの方が「遊び」が大きいんです。赤い部分をつまんで前後に捻ると、お店のシャフトはほぼ無音ですが、私のシャフトはカチャカチャと音がします。つまりそれは金属と金属がぶつかっている音であり、つまりそれはそれだけ隙間があるということ。
試しにお店のシャフトを私のペダルに付けてみたら、あらビックリ!
新品のようにスムーズに動くじゃありませんか!
左のペダルを押し付けて離してみたらお店のペダルと同じように10回くらいビーターが揺れました。
やっぱり犯人はこいつでしたね。
シャフトのジョイント部分の隙間は計4箇所。一箇所あたりで言えば0コンマ何ミリという世界で、4箇所合わせても1mmもいかない隙間です。けれどその僅かな隙間(遊び)がペダルを踏み込んでからビーターに力が加わるまでの間にエネルギーロスを生み出し、余計なボードの踏み込みの深さを生み出していた、まさに犯人だったのです。
そんなわけで犯人を突き止めることが出来て本当によかった、お店に来た甲斐があったと胸をなでおろしたのでした(つづく)。