過剰にリスクを回避するとこうなる
セブンイレブンのスイーツが大好きです。
さきほどホワイトエクレアを買おうとレジに持って行ったら、なにやらレジで引っかかりました。
賞味期限が迫っておりますのでお売りできません。
と言われ、店員さんがスイーツの棚に走って代わりのホワイトエクレアを取りに走りましたがあいにくホワイトエクレアはそれ一個。
代わりが見つからなかったので私は「それでいいですよ。すぐ食べるし」と言おうと思ったら
もうしわけありません。同じ商品がないのでこちら(ホワイトエクレア)はお売りできません。
と言われてしまいました。
なんでも賞味期限まで3時間を切るとレジを通らないため、売れないそうです。
賞味期限切れ商品がレジを通ってしまってお客さんがそれを食べてしまわないように、そういうシステムになっているのでしょう。
けれど、賞味期限が切れているならまだしも、まだ3時間あるのに、しかも私はすぐ食べるというのに売ってもらえない。
お店も売りたいのに売ることが出来ない。
まだ食べられる食品が廃棄される。
誰も得しないこのシステム。
MOTTAINAIが世界に誇れる日本語として広まる中で、あいも変わらずこういう食品の廃棄が行われている現実。
ただ、こういう対応をする企業を責められません。
賞味期限切れ食品が万一世の中に出回ったらテレビや新聞で大きく報道されその企業は激しく叩かれます。
「食の安全神話の崩壊」などと大袈裟に騒ぎ立てられたらそのダメージは計り知れません。
買った時は賞味期限が切れていなかったけれど、食べる時に賞味期限が切れていたとしてクレームを入れるモンスタークレーマーもいるかも知れません。
そういったことを避けようとすると念には念をということでマージンを大きく取ることになり、本来であれば食べられるものを捨てるというなんとも切ない結果になります。
そもそも賞味期限というのは、その時間が過ぎた途端に急に食品が腐るといったものではありません。かなり余裕を持って設定されています。
そこにさらに企業が独自の基準で余裕を見て先回りして食品を廃棄しているわけです。
期限切れ食品を間違って売ってしまって腹をこわす人が出るよりはマシと言えばマシかもしれませんが、なんとも日本的というか個人的には「ここまでやらなくてもいいのでは」と思ってしまいました。
結局いつもの通りモンブランを買って(笑)、帰宅しましたが、今日はホワイトエクレア気分だったんだよなぁ。