本当に「苦手」ですか
「リズムキープが苦手です」
「16ビートが苦手です」
ドラムを教えていると、生徒さんからこんなことをよく言われます。みなさん、上手く叩けなくていろいろと苦戦しているようです。
ただ、ここでよ~く考えて欲しいんですけど、本当にそれって苦手なんでしょうかね。
■勘違いかも
「本当に苦手なこと」と「苦手だと思いこんでいること」は違います。そこを勘違いしている人が実は結構多い。
「苦手なこと」についていろいろとリサーチしてみると、単に練習期間が短か過ぎたり、練習内容が適切でなかったりして、むしろ
「それでは出来なくて当たり前じゃないか」
と思う事がとても多いのです。
誰しも経験が浅い事は上手く出来るわけありません。それを「苦手」と決めつけないで欲しいんです。
前回のエントリーで書いたお箸の例などもそうですが、ほとんどの事が慣れてしまえばどうってことない事。
ドラムのプレイも同じです。
「苦手だ」「難しい」と思うテクニック、パターン、フレーズなどは、ほとんど練習を通して慣れてしまえば、簡単に出来ることばかり。
ただ慣れるまでにはどうしても時間がかかるので「自分はこれが苦手だ」と勘違いしているだけです。
レッスンで私が出す課題は生徒さんが必ずクリア出来る内容のもの。一部の人しか出来ないような超絶テクニックなど絶対に課題にはしません。
だから時間がかかっても諦めずに取り組んでみてください。特別なコツなどありません。大事なのは日々取り組んで早くそのパターンやフレーズに慣れてしまうこと。
「それを叩く自分が当たり前なのだ」と心から思えれば、もうクリア出来たも同然です。
苦手なのではなく、今はまだ上手く出来ないだけ、という風に考え方を変えてください。
全ては慣れが解決してくれます。