こだわり
ブログで好きなドラマーを何人も書いていますけど、読んでいただけているでしょうか。
「別にお前の好きなドラマーを知ったところで何の意味があるの」
とスルーされていたら悲しいんですけど...(笑)
これってただ自分の好きなことを書いているわけではないんですよ。実はちょっとした狙いがあります。
それは二つのきっかけ作りなんですね。
1.
「TAKIMOTOが紹介していたドラマーのことは知らなかったが、書いてあることを読んで興味を持ったので聴いてみたらすごくよかった」
みたいなきっかけ作り。
自分の好きなバンドのドラマーは知っているけれど、それ以外のドラマーは知らないし、興味を持ったことすらないという人も少なくありません。
それってとってももったいないと思うんです。世の中にはまだまだみなさんの知らないスーパードラマーがたくさんいますから是非他のドラマーにももっと興味を持ってもらいたいです。
2.
「『なぜ好きなのか』をもっと掘り下げる」
ことのきっかけ作り。
教え子に「なぜそのドラマーが好きなのか」と聞いて「カッコいい...から?」とか「う~ん、なんとなく雰囲気ッスかね」みたいな答えが返ってきてちょっとビックリしたことがあります。
そこで終わらないで欲しいんです。
カッコいいならば、どこにカッコよさを感じるのか。なぜそれを自分はカッコいいと思うのか。そういうところにももっと意識を持っていって欲しいんですね。
そうやってこだわりを持って他のドラマーのプレイを見たり聴いたりすると、見えてくるもの、聴こえてくるものが違ってきます。
その違いに気づき理解し始めるとそれが自分のドラムに反映されてきます。
以前は気にも留めなかった細かい部分のニュアンスなどが気になってこだわりたくなってきます。
そういう変化を自分の中で起こして欲しいんです。
プロのミュージシャンというのはとにかくこだわりの塊です。好きなプレイヤーの話とか好きな機材の話とか好きなアルバムの話とかさせたら一晩中でも話し続けてますよ。
それだけそれぞれのモノや事柄に対し思い入れがあるのです。
ただ手足を動かして音を鳴らしてもそれは音楽にはなりません。
そこに「思い」というものが込められていなければなりません。
そのためにはもっともっと自分の「好き」「嫌い」などにこだわって音楽に接してみてください。
レッスンで「あなたの好きなドラマーは?」と聞くことがあるかも知れません。その時は是非熱く熱く語ってくださいね^^