ドラマーの味方 ~メトロノームとの付き合い方(5)~
■関係は「二人三脚」
メトロノームとの付き合い方(2)で「クリックを裏で取る」方法を説明し「お餅つき」に例えました。自分が表でクリックが裏で二人で一つの作業を息を合わせて行う。
作業としてのクリックとの絡みは「お餅つき」で例えられますが、リズムキープという観点から捉えると私は「二人三脚」だと思うんですよ。
二人三脚でスムーズに走るためにはどうしますか。
どちらか一人の足の動きにもう一人が合わせる...
なんてことはしませんよね。
あくまで二人で息を合わせて、タイミングを合わせて足を動かします。
それぞれが自分の意志で足を動かしているけれど、二人の間には共通のリズムが存在する...
走っている最中どちらかがほんの少し先へ行ったり、ほんの少し後ろに下がったりすることもあるけれど、走りのリズムが乱れることはなく最後は一緒にゴールする...
これってドラマーとメトロノームの関係にも似ていませんか。
私はこんな風にメトロノーム(クリック)と付き合えたらいいなぁといつも思っています。
私がこうしてブログで書く内容は「私はプロなので全部出来ます」というものばかりではありません。
私だって出来ないことが山ほどあります。いや出来ないことだらけです。
だからこそ日々改善するために練習しているのですが、その練習の中でいろいろな「気づき」があるので少しでもみなさんの上達の手助けになればと思って書いています。
メトロノームとの付き合いは私は正直苦手です。
アマチュアドラマーの人の中にはいとも簡単にメトロノームと絡んで素晴らしいドラムを叩ける人がいます。そういう人を見ると「すごいなー」「うらやましいなー」と思います。私なんかメトロノームとはケンカばかりでしたから。
でも苦労したおかげでいろいろと学ぶこともありました。こうしてブログがかけるのも苦労したおかげです。
「メトロノームを鳴らすと気持ちよくドラムが叩けない」という方、安心してください。
私もそうでしたが、こうして今ではかなり改善してしっかりドラムを叩いています。正しい練習を継続すれば必ず状態は良くなります。
諦めずに頑張りましょう。