良いドラマーになるためのブログ

【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

興味があるなら即購入

仮の話です。

 

ある本が話題になっています。

 

読んだ人たちがネットで「この本はすごくよかった」という感想をあちこちにアップしています。

 

自分でも「ちょっと読んでみたいな」という気になっています。読んだらなんとなく自分にプラスになるような予感がしています。価格は1500円です。


さて、あなたはこの本をすぐ買いますか。


すぐに買うという人もいるでしょうし一方で「ま、そのうち買って読んでみるか...」と考えてすぐには読まないという判断をする人もいます。図書館で無料で借りられるので予約を入れておこうと考える人もいます(ただし話題の本なので200人待ちで自分の順番が回って来るのは半年後)。


ただ、私なら間違いなく「即購入」です。そこまで気になっているならすぐに手に入れて読んでみますね。


「でも1500円も払って、もしその本が駄作だったら損するじゃないですか...」


確かに。けれどもしその本が自分にとってものすごくプラスになる本で「おお、すっげー良いことが書いてある。なんか目が覚めた。よしっ、明日から気持ちを切り替えて頑張ろう!」「この本のおかげでビジネスのアイデアを思いついたぞ」みたいな自分の生き方にインパクトを与えてくれるような作品だったら?1500円の何倍もの価値を自分に与えてくれるものだったら?


そういう本に今日出会うのと半年後に出会うのとでは自分の人生にとって大きな差があると思いませんか。


本を即購入してその本が駄作だった場合、本の購入費1500円とその本を読むのに費やした数時間が無駄になります。

 

一方本を半年後に読んで、その本が素晴らしくて「もっと早く読んでおけばよかった...」という内容だった場合。損失は「半年」という時間。


私には後者の方が自分にとっては遥かに大きいと思えるんです。


人生80年と仮定するなら、半年という期間はその約1/160です。その1/160の期間を有意義に過ごすか無駄に過ごすかの差は自分の人生にとってものすごく大きいと私には思えるんですよね。

 

特に人生の折り返し地点を曲がっているであろう自分にとっては「時間」が本当に大切。若者のみなさん、40歳過ぎたらこの気持ちが分かると思いますよ(笑)。


目先の損得に気持ちを奪われずもう少し大きな視点で考えてみるのもいいかもしれません。