出来たらいいな1
前回は
「絶対に出来なければダメ」
と
「出来たらいいな」
をしっかり分けて練習しましょう、という話をしました。
※「前回は」と書いておきながらその前回の記事が抜けていたので追加いたしました。
前回の記事「練習の区分け」を先にお読みください。
でも「出来たらいいな」を練習するのって楽しいんですよ、正直(笑)。だからついそっちばっかりやってしまったりするわけですが...
今私が取り組んでいる「出来たらいいな」は主に二つあります。
一つは高速ツーバスの連打です。「えっ?いまさら?」って思うかも知れませんが高速連打が苦手なので毎日地道に取り組んでいます。
ただ両足を交互に速く動かすというシンプルな動作だけにごまかしのきかない技術なんですよね。
さしあたっての目標はテンポ240で16分音符を1分持続。これは相当大変な目標で達成できるかどうかは分かりませんが、アマチュアの人でもブラスト系の音楽をやっている人なら踏める人はゴロゴロいるでしょうから、頑張ってこの数値に設定しました。
それにテンポ240で安定して踏めるようになったらテンポ200くらいならかなり余裕を持って踏めると思うんですね。ですからこの240というのは結構いいところじゃないかと思っています。
その中で特にこだわっているのが出来るだけ音量を犠牲にしないこと。
ストロークを最小限に小さくして音量を犠牲にすればある程度は速さと持続力を両立することが出来ますが、それでは意味がないんです。
あくまで「実際のプレイの中で使える技術」としてのツーバスプレイでなければ私にとっては取り組む意味がありません。
当然バスドラムのペダルのセッティングも通常と同じ設定です。高速連打用にビーターをかなり立ててセッティングしたりバネをキツめに張ったりはしません。
いつもと同じセッティングでなおかつ出来るだけ高速に音量を犠牲にせずに鳴らすということにこだわって取り組んでいます。
もちろん単発でドンっと鳴らすバスドラムの音よりは高速連打は必ず音量は下がります。それは物理的に超えられない壁です。
ですが「どうせ音量は下がるんだから」という前提ではやりたくないんですよね。なるべく生音で音量を出していながら、どうしても足りない部分だけトリガーで補う、みたいなスタイルをとりたいと思っています。
踏み方にはいろいろとありますが、今は主に普通に足首メインの動作で連打するパターンとヒール・トゥ奏法で連打するパターンを試してみています。
ヒール・トゥ奏法だと若干ですが強弱のニュアンスが付くので個人的には好きなんですよね。技術的な難易度はこちらの方がかなり高いですが。