良いドラマーになるためのブログ

【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

フォーマットって本当に大事

毎年この時期(8月の終わり)になると保護者のみなさんは大変ですよね。

 

子供の夏休みの宿題の総仕上げで(笑)

 

で、必ず読書感想文を書かされるわけですが、これが本当に気が重い。うちの子はこの感想文なるものが大の苦手でして用紙を前に完全に思考停止するタイプ。親が事情聴取のように尋問しながらなんとか言葉を引っ張り出して、無理やり文章をつないで作っていくことになります。完成した読書感想文ははっきり言って親の作品です(笑)。

 

そもそも(日本の教育の問題と言えるかもしれませんが)何の手がかりもなく「感想文を書け」ってのは乱暴じゃないかと思うのですよ。(「作文を書け」「論文を書け」も同じ)

 

最低限「書き方」を教えてくれないと。書き方っていうのは見本文を提示しろってことではなくて(ま、それも無いよりはまし)、感想文のフォーマットを教えてほしいということ。感想文とはどういう構造になっていてどういう手順で書いていくとだいたいいい感じに仕上がるのかを教えてほしい。

 

書ける人は「感想文なんて思ったことを自由に書けばいいんだよ」とかすぐ言い出すんですよ。あのね、世の中にはそれすら出来ない人がゴマンといてそういう人たちにとってはその『自由』がそもそもなんなのかがわからないのです。(これはドラムを教えていて嫌というほど実感しました)

 

基本フォーマットを知らずにただ自由に書かれた文章は往々にして「デタラメ」と呼ばれるものになります。

 

だから以前からそういうフォーマットを提示してほしいと思っていたわけですが...

 

今年の感想文はそういう形式になっていました!ヤッター!

 

■はじめ
この本を読んだきっかけ

■なか
いちばん心に残ったこと(場面、誰が・何がどうした)
どんな風に感じたか
どうしてそう思ったか
自分だったらどうするか

■おわり
この本を読んで(思っていること、これからしたいこと)

 

 

これにしたがって言葉を埋めていきます。こういう風に具体的に書くべき内容や流れを提示されるとこちらも迷いなく進めやすくなります。おかげで頭の痛い感想文の作業もすんなり終えることができました。相変わらず親の作文が9割ですが(笑)

 

でもこういう作業を繰り返していくことで「感想文の型」に少しずつ慣れていけば、最終的にある程度自由に書けるようになっていくはずです。

 

早く自分で感想文を書けるようになってくれ!(切実www)

 

 

■追記
カミさんからの一言。
「あ、それは感想文のたたき台で、そこから感想文を仕上げるのよ」

 

「えっ?(まだ全然終わってなかったんかい...)」

 

というオチでございました(笑)