第16回誌上ドラム・コンテスト
今年も始まりました。リットーミュージック主催の『誌上ドラム・コンテスト』。
もう第16回になるんですね。さきほどサラッと動画を流してみていたのですが、今年もとんでもなくハイレベルな戦いになりそうです。
曲に対するドラムのアプローチも多種多彩で同じ「ああ、そんな解釈があったのか」と唸らされることも多いです。日本もいつの間にかこんなに若くて素晴らしいドラマーがあふれる国になっていたんですね。
個人的には「僕こんな難しいことができるんです」という俺様アプローチ(笑)よりもパターンでしっかりグルーヴさせてフレージングでキラリと光るセンスを見せてくれるドラマーが好みです。
今年はどなたがグランプリを獲得するんでしょうかね。今から楽しみ。
私が好きなのはよよかちゃん。
以前から何度も言っているのですが体幹の使い方が抜群に上手い。他のドラマーのみなさんもアグレッシブに体は動いているんですが、この子はちょっと別格な動きをしますね。ただ荒々しいだけではない。体の小ささを補いながら大きな音を出そうとして独自に編み出した感じがします。
あと腕の使い方がナチュラルモーラーとでも呼びたくなるようなしなやかな動きをします。これによって体のサイズからは信じられないほどの音量が出せるのだと思います。
この歳で自分でフレージングなども考えつつドラミングトータルを構築しているそうで、本当に驚かされます。今一番注目しているドラマーの一人です。