良いドラマーになるためのブログ

【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

レターポットが動き出した(1)

【注】
レターポットが始まった当初は「換金機能は必要だ」との立場でした。その後いろいろと考えに考えた結果「換金機能はなくてよいのではないか」という結論に至りました。現在は「換金機能必要なし」の立場です。

 

キンコン西野が提唱する「文字(言葉)で回る経済圏」を実現するツール『レターポット』のα版がリリースされた。

そもそも

「言葉で回る経済圏?」
「レターポットって?」

というところの説明が必要なのだが、ご本人がブログで完結に説明しているのでリンクを貼っておくことにする。

lineblog.me

今回リリースされたのはα版なのでまだまだ未完成の状態でのリリース。当然機能も不十分な面があり、使い勝手が悪い面もちらほら見られる。ただこれも想定済でみんなで意見を出し合いながらサービス自体を育てて成熟させていくのが狙い。時間をかけて完璧なものを出すよりも、まずは使ってみてレターポットの世界を体験してみてほしいというわけ。

Facebookにアカウントがある人ならすぐに利用できる。私はすぐに利用開始手続きを終えることができた。迷わず5400円(1000文字)のレターを買ってすぐさま何人かに長文のレターを贈った。返事は来ないし(来るときももちろんある)既読を知らせるサインなどもない。(後日既読を知らせる機能が追加された)けれどそれでいい。贈りたいから贈ったまででお返しが欲しいわけじゃない。相手の反応がダイレクトに欲しかったらレターポットではない別のサービスを利用すればいい。

ツイッター上は「レターポット」の文字があちこちで踊っている。使った人が新鮮な感動をツイッター上でつぶやき、それを見て関心を持った人が試しに使ってみるという循環が起きているようだ。

ただレターポットの正念場はこれから。今はみな新鮮な驚きや物珍しさも手伝って多くの人が楽しく使っているけれど、ひとしきりレターを贈り合った後、

「ところでこのやり取りなんか意味あるの?」
「LINEでよくね?」

と我に返る人が多数出てきて一気に利用が下火になる可能性がある。内輪だけで回るマイナーなサービスになって利用する人が広がっていかなければ「言葉で回る経済圏」は失敗に終わる。((2)へつづく)

 

※敬称略について
普段私は「西野さん」と書いていますがあえて「西野亮廣」とか「キンコン西野」と書くときがあります。スポーツ選手のファンがその選手のことを呼び捨てにする感覚に近いです。

※感想などレターポットでいただけたらうれしいです。

たいこもち(滝本)のレターポット