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【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

【レターポット】ゴリゴリの「換金」派だった私が考えを変えた理由(後編)

ども。レターポット会員ナンバー32番、たいこもちこと滝本です。

※この「会員ナンバー」っていうのはネタですからね。今のところ登録した順番が32番目というか、仕様上そうナンバリングされているから、そう勝手に名乗っているだけです。

前回の投稿

【レターポット】ゴリゴリの「換金」派だった私が考えを変えた理由(前編)

からつづく。

 

さて前回は換金派最右翼だった私が以前の発言などなかったかのように(笑)換金必要ない派に転向したことをお伝えしました。

今回はその理由についてご説明していこうと思います。

 

ざっくり言うと

換金はメリットはあるけど、それを上回るデメリットやリスクがあるので換金がないほうが長い目で見てレターポットにとっては良い

と感じたからです。

 

■換金のメリット

・お金をもらえるのだから単純にうれしい
これはある意味説明不要かもしれません。レターをもらった人が換金できたら、そりゃ誰だってうれしい。手紙・贈り物としてレターをもらってうれしい上に、それを換金できたらさらにうれしいし、ありがたい。お祝い事や人を支援したいときにはバッチリハマるサービスです。

 

・説明が圧倒的に楽/理解しやすい

「レターポットってなに?」
「相手に文字を贈って、その文字を換金できるんだよ」
「へー、すごいね」

みたいな感じ。 

今のレターポットは換金できないせいで場合によっては通貨の歴史から説明しないといけない(笑)

なんで換金できないの
なんで有料なの

その質問を何度されたことか。

これまでに数回、レターポットについて人に説明しましたが、途中で相手が興味を失い目が死んでくるのがわかります(^^)

 

知名度のある人には魅力的
すでに一定の知名度(信用・人気)がある人がレターポットを利用すれば、定期的にまとまったお金を手にする集金マシーンとして機能させることが可能です。

 

レターポットを始めれば毎月ファンレターが山のように届きます。一ヶ月で100万レター受け取る人も出てくるでしょう。単純計算で約500万円相当です。毎月黙っていても数百万円入ってくるというのはかなり魅力的です。

 

そこまでの規模でなくても月数十万円分くらいのレターを集められる人なら、レターポットだけで食べていけるかもしれません。
※ただし利用できない著名人もいます。それはデメリットの項で。

 

換金性があることで

メリットが分かりやすい。
仕組みも分かりやすい。

万人に受け入れられ普及する可能性は換金性を持たせた方が高いように思えます。実際私はそう信じていました。

 

ただ、換金できてしまうことでデメリット、リスクも発生します。

■換金のデメリット・リスク

・職業によってはレターポットを利用できない
この理由が一番大きいかな。

キングコング西野亮廣もたびたび言及していますが、換金できてしまうと、レターポットユーザーになれない(レターを受け取れない)職種の人が結構でてきてしまいます。これが普及に大きな妨げになると思うのです。

 

レターポットの普及には影響力の大きな人の参入が必須だと思っていて、それはもしかしたら国民的アイドルかもしれないし、タレントや俳優さんかもしれないし、政治家かもしれません。

 

けれど受け取ったレターが換金ができてしまうと「法的に」「道義的に」「契約のしばりがあって」レターを受け取れないという人たちがたくさん出てきてしまうのです。給料が事務所に管理されているタレントはダメかも知れないし、政治家なんかはレターもらったら一発でアウトかもしれません。もちろん一般の職業でも本業以外のところで収入が発生するのはマズいという人もいます。

 

これはレターポットにとっては非常に大きなマイナスだと感じます。

換金できなくてよかった。

 

・循環が鈍る
レターは循環してこそ本領を発揮します。

けれど換金できたらどうでしょう。レターがお金に見えてしまって貯め込む意識が働きませんか。今みたいにサクサクレターを回せますか。

私は無理です。

 

絶対に貯め込みますw

 

貯めて、貯めて手持ちレターが10000レターくらいになったら耐えきれずに換金してしまうでしょう。
すいません。10000レター(5万円)ごときで。人間が小さいもんで(^^)

もう信用を集めるどころじゃなくなりますね。ただただレターを集めることにしか意識が行かなくなって、どうすれば効率よくレターを集められるかばかり考えるようになる。私なら間違いなくそんなふうになると自信を持って言えます(笑)。

換金できなくてよかった。

 

・やり取りがギスギスする(笑)
これは極めて個人的な感情ですが...

「レターが買えないのでください」というツイ主に対し、私は手持ちレターがあれば「はい、どうぞ使ってください。」と気軽にレターを贈っています。

でももし換金できたら同じように気前よくレターを贈れますか?

 

私は贈れませんw
すいません。人間が小さいもんで。

 

まぁ多少なら「どうぞ」と渡せるかもしれませんが、そう何度も何度もは無理かなぁ。やっぱり心のどこかに「身銭を切っている」という感覚が芽生えてしまうと思います。

 

換金できないとむしろレターが減っていくことがうれしい。信用アップにつながっている感じがして心から喜べます。

 

けれど換金できるとレターが減っていくのが苦しい。お金が減っていくように見えてしまって複雑な気持ちになる気がします。

 

こういうのは本当に使ってみないとわからない感覚だと思います。

換金できなくてよかった。

 

・他人の動向が気になって仕方ない
これもかなり個人的な感想なのですが...(笑)

もし換金できたら他人の受け取りレター数とかが気になってしかたないと思います。

 

換金できないレターですら受け取り数が伸びなくて凹む人が続出してるんですよ。もし換金なんてできたら、もう焦る焦る(笑)

10000レター換金してきました〜。
今から焼肉行ってきま〜す! 

とかツイートされたら冷静でいられますか?そういう人が何人も現れてあちこちで札束ビラビラさせた画像なんか見せられたら楽しくレターポットできますか?

 

私、無理ですw
すいません。人間が小さいもんで。

 

換金できなくてよかった。

 

・目的と手段を履き違える人間が出てくる
レターポットで信用を集めて必要なときにクラウドファンディングでお金に換えよう、というのが王道ですが、レターが換金できるとなるとそんな面倒な手順を踏まずになるべく効率よくレターを集め現金化しようと考える輩が出てきます。

 

レター長者が教える「7つの習慣
あなたも今日からレター長者になれるかも?!
通常10000レターのところ今なら1000レターで入手可!

みたいな商材をコミュニティの内部で販売するとか。

考え過ぎ?(笑)

ま、これは極端としても間違いなくレター集めが目的化する人は出てくると思います。それはそれでバイタリティとしてはすごいんだけど、ちょっとコミュニティが濁るというかね。私は今のクリーンなレターポットの世界が気に入っているので。そういうオラオラ系の人が目立ってくるとちょっと引く。

換金できなくてよかった。

 

・詐欺のリスク
換金できると...

クレジットカードがないのでレターが買えません。
どなたかレターをください。

というツイートに対して(私なら)疑い深くなります。

もしかしてだけど〜
もしかしてだけど〜
本当はクレカ持っているのに持ってないふりしてるんじゃないの?
でもってレターが集まったところで換金しようとしてるんじゃないの?

という猜疑心が働きます。

 

そしてもし一件でも本当にこういう詐欺ケースがあったりしたら、もう次から「クレカが無いのでレターください」という方法が取れなくなります。本当に買えなくて困っているのに「レターください」と言っただけで「こいつも詐欺野郎かもしれない」という疑いの目でみんなから見られたら...

 

そんなふうには絶対になってほしくありません。私はレターが買えない人にレターを贈る行為がとても好きなので、これがもし気持ちよくできなくなってしまったら本当に残念に思うことでしょう。

換金できなくてよかった。

 

マネーゲーム化する
これは自分で書いていても実はよくわかっていません。なんとなくそう書いたらカッコイイかなと思って書いてみました(笑)

 

具体的にどうマネーゲーム化するかはわかりませんが、世の中にはおそろしく頭のいい人たちがいて、ほんのわずかな隙間をついてお金にしてしまったりします。

 

レターポットがもし換金できるサービスならきっとそういう手練によって上手いこと集金マシーンにされてしまうような気がします。

 

すいません、これに関しては完全に憶測で具体的な例えとかは思い浮かびません。でもそんな気がします。

換金できなくてよかった。

 

・恩送りが止まる(結局損をする)
これも西野亮廣が再三言っていることです。

例えば...
私が手持ちの10000レターを換金すると5万円を手にすることができますが、その10000レターを大勢の人に贈って信用を高めたのち、クラウドファンディングをやったらおそらく軽く10万円以上集まると思います。

 

レターポットをやっている方ならおわかりかと思いますが、手持ちレターが10000もあるような人は、それをはるかに上回るレターを受け取っています。そんな人が換金してしまったら本当にもったいないのです。

換金できなくてよかった。 

 

というわけでいろいろ書いてきましたがいかがでしたでしょうか。

意外と普通でした?(笑)

これ以外にも「他の換金サービスとの競合の可能性」とかもあるんですけど、きりがないのでこのへんにしておきます。

 

換金のメリットはレターポットを使う前から理解できていましたが、デメリットは正直レターポットをやり始めてからでなければ正しく認識できませんでした。

 

特にサービスを利用している際の心理面は本当に使ってみなければわからないことで「これ換金できていたら絶対にレターを気持ちよく贈れないわ」と思いました。そこは大きかったです。

 

お金と直接結びつくと絶対に引っ張られちゃうんですよね。「今やり取りしているのはお金なんだ」って。人間なんでどんな人でも意識せずにはいられない。そうなったら今のような気持ちのよいやり取りはできなかっただろうなと思います。

 

上にも書いたけれど私は今のとてもクリーンなレターポットが気に入っているのです。有料戦略でネガティブメッセージを排除し、換金なしでユーザーの煩悩を排除する(笑)。

 

可能な限り善意で回るシステムであってほしいのです。レターポットには。 

今回のネタも異論反論は多々あるでしょうが、あくまでも個人的な見解なのでゆるーく読み流してくださいませ。

 

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