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ホームレス小谷が行く!『台湾(花蓮)支援という名の観光』ツアー!(1)【1日目 〜花蓮到着 夜市へ〜】

ども、ドラマー/ドラムインストラクターの"たいこもち"こと滝本です^^
ホームレス小谷さんに同行して台湾に行ってきました。
その模様をレポートにまとめましたのでどうぞお読み下さい。

 

『ホームレス小谷が行く!『台湾(花蓮)支援という名の観光』ツアー!』

■経緯
2018年2月6日、台湾の花蓮にてマグニチュード6.4の大地震発生。ホテルや民家が倒壊し17名が亡くなった。レターポットユーザーから「台湾のために何かできないか」という声が上がったため、運営が急遽公開ポットを設置。そこに寄せられたレター数相当のお金を被災地支援に回すことを決定。

だが情報が徐々に整理されていく中で花蓮の被害の規模が当初報道されたほど甚大ではないことが判明。建物が倒壊したのはごく一部の地域であり、現地の方からも住民は平常通りの生活を送っているという情報が寄せられた。

そのため直接的に支援物資などを送るよりも、風評被害払拭のために観光で現地を訪れて(花蓮は観光地)、大いに飲んで食べて買い物をして花蓮でお金を使い、花蓮の良さをアピールすることが一番の支援になると判断。

そういう役目にうってつけの男「ホームレス小谷」を派遣することとなった。

 

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■羽田集合
今回の台湾(花蓮)支援ツアーの参加メンバーは以下の通り。

・ホームレス小谷
・もんちゃん(小谷の奥さん)
・ヤンくん(カメラマン)
・萩原さん(旅行会社PINKの人)
・滝本(映像記録、レポート)

羽田空港のラウンジで集合し出発する予定であったが...

 

私(滝本)がいきなり出遅れたw

 

私の予想ではみんなが揃っている中、ホームレス小谷が若干遅刻気味でフウフウ言いながら現れて

ったく、もうしょうがないなー、小谷さんは。
いつもこれだから。

とかいうシーンを想像していた。

 

だが、小谷は前日地方から東京に戻ってきたこともあり空港近くのホテルを取って万全の体制で羽田に来ていた。なんなんだ、この旅慣れた用意周到なホームレスはw

 

結局私以外のメンバーは出発の2時間くらい前には空港に着き、ラウンジでゴージャスにくつろいでいた。

 

その時まだ私はモノレールの中。しかも降りる駅を間違え(笑)、さらにみんなと合流するのが遅れる。

白状すると羽田から国際線に乗るのが初めてだったのでどこで降りたらいいのかわからなかったのである。(ちゃんと調べなかった自分が悪い)

 

その後なんとか羽田の国際線のラウンジに無事たどり着き合流。メンバー全員で挨拶を交わし「チーム小谷」が始動した。

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左がPINKの萩原さん。実は偉い人(社長)なんです。

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出発前に記念の一枚(撮影:萩原さん)。左からもんちゃん、ヤンくん、ホームレス小谷、滝本。まだみんなの表情が若干ぎこちない(小谷除く)ちなみに全員昼間っから飲んでますw

 

■搭乗〜いざ台湾へ
今回の旅はなんと...

 

ビジネスクラスでの移動!!
ワタクシ人生初です...

 

今回の航空券とホテル代については萩原さんの旅行代理店「株式会社PINK(※)」さんの負担(=レターポットの支援とは別枠)なんという太っ腹。

※PINKはレターポットでお馴染み株式会社ザッパラスの子会社

この旅の間ザッパラスの社長の玉置さんご本人からもちょくちょくLINEでメッセージをいただき、本当にお世話になりっぱなしでした。いつか何かの形で恩返しがしたい。

 

さて初ビジネスクラスということで我々スタッフはそのゴージャス感に圧倒されておどおどしていたのだが、、、

 

ビジネスクラスを余裕で満喫するホームレス小谷。

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この余裕である。「ビジネスは5〜6回乗ったことがあるもんで」発言に唖然。ビジネスに乗り慣れているホームレスって...

 

機内食をご紹介★

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写真は洋食メニュー。味は当然美味しい。この他に和食、中華もチョイスできる。

 

今回は食べることも非常に重要なミッションである。現地でどれだけ食べて飲んでお金を落としてこれるか。小谷の胃袋に大いに期待したいところ。その前哨戦として機内食もガッツリ食べた。

 

3時間ほどのフライトで台北松山空港に到着。ここから支援という名の観光が本格的に始まる。

 

台北駅へ移動 
大きなトラブルもなく無事入国。タクシー2台に分乗し台北駅に向かう。台北駅でさっそくレターポットユーザーにはお馴染みのOWNDAYSを発見。

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眼鏡買うならOWNDAYS。みなさん、覚えておきましょうね^^

 

お店に顔を出すと、なんと店員さんがホームレス小谷のことを知っているという。

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台湾でも認知されているホームレス小谷。

ホームレス小谷の知名度は意外とあなどれない。

■お茶屋さんへGO!
この後、小谷が「美味しいお茶屋さんがあるのでどうしてもそこへみんなを連れて行きたい」と言い出す。あんまりしつこく言うので「そこまで言うなら」ということでお茶屋さんに向かう。

 

駅から徒歩10分ほどのところにあるチェーン店のお茶屋さん「一芳(イーファン)」に到着。

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台湾でも人気のドリンクスタンド。最近日本にも進出したらしい。

 

小谷が慣れた感じで全員分のドリンクを注文。日本語と英語と身振り手振りを交えて強引にコミュニケーションを取るのが小谷流。通じているようには見えないのだがなぜかちゃんと注文は通るw

 

4人分で116元。日本円で450円弱。どう考えても安すぎる気がするが確かにこれだけしか請求されなかったので、よしとする。

 

で、肝心の味はどうだったかというと...

 

 

甘っ!

 

 

お茶がとんでもなく甘かった。

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激甘のお茶に困惑するもんちゃん。「ダメだ、あたし...」

 

無糖と言わないと台湾は基本的に甘いお茶が出てくる(らしい)。小谷に確認したところ

無糖にするの忘れてた

とのこと(忘れんなよw)

 

せっかく「美味しい」と聞いていたお茶だったがあまりの甘さに一同苦笑いの結果となった。

 

でもこういうイレギュラーがあるから旅は楽しい。(ちなみに小谷との旅はイレギュラーの連続である)

 

花蓮へ向かう
お茶屋さんの騒動のあと台北駅に戻り、今回のメインの目的地花蓮へ行くため特急に乗り込む。花蓮までは約2時間強。

 

お腹が空くので駅弁を買い込んだ。旅の楽しみは食の楽しみでもある。

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どれどれ...?

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うまっ!

 

ん?待てよ。

 

「お腹が空くので駅弁を買った」と書いたがホームレス小谷は空港のラウンジで何か食べていたはず。機内でも機内食を食べた。それからまだ2〜3時間しか経っていないのにまた食べてるじゃんw

 

実は、というか案の定というか...

 

ホームレス小谷は非常によく食べる。
まさに今回のツアーにはうってつけの人物

 

ついでにいうともんちゃんもよく食べる^^

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量ではさすがに小谷に負けるがだいたい小谷と同じタイミングで食べている。

 

大きな遅れもなく、列車はほぼ定刻で花蓮に到着。

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ついに小谷が花蓮の地に。ちなみに台湾の公共交通機関は概ねダイヤ通りの正確な運行で安心して利用できる。

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素敵な通路を通って改札へ。

 

■ホテル到着〜夜市へ
タクシーで20分ほど走ってホテル到着。今回滞在したのはこちらのホテル「ARSMA HOTEL」。

www.arsma-hotel.com

花蓮の街でもひときわ目を引く大きなホテルである。

 

我々スタッフが泊まる通常の部屋でもかなり立派な内装で高級感があるが、、、

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ホームレス小谷夫妻が泊まるのは、、、

 

一番ゴージャスなスイート!!

 

 

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ビジネス用?デスクで余裕の笑みを浮かべるホームレス小谷。「ここから配信しようかな」

 

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ベッドルームに行く前にソファーが二脚置かれたくつろぎスペースがある。ちなみに我が家(滝本家)のリビングよりはるかに広いw

 

※スイートのゴージャス感を確認したい人は是非リンクをクリックしてみて。

Arsma Suite_ARSMA hotel

 

今回の旅の趣旨は台湾(花蓮)にお金を落とすことなのでこのチョイスはまったくもって正しい。我々が払ったお金が回り回って現地の方たちに届き、そのお金がいろいろなところで使われることだろう。それでこそ我々がここに来た甲斐があるというものだ。

 

 

とはいえうらやましいぞ、オイw

 

 

しばし休息を取り、晩ごはんを食べに夜市へ繰り出す。本当に食べてばかりの旅である^^

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ホテルから徒歩5分程のところにある夜市。オフシーズンだからか人通りはそれほど多くない。

 

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花蓮の夜市で記念の一枚。こんな派手な格好なのに不思議とどこの風景にも馴染む二人。

 

夜市は(というか花蓮は)飲食関係が本当に安い。日本の1/4〜1/5の感覚。

 

いったんメンバー散り散りになり、各自が別々のお店で食べ物を購入しみんなでシェアすることにした。

 

料理が集まったところで乾杯。

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台湾で飲む台湾ビールは実に美味い。ライトなテイストなので何杯でも飲めてしまう。滝本はダイエット中なのだがビールが止まらないw

 

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卵を焼いて上から甘いソースをかけたもの。やはりここでも甘い甘い攻撃がw

 

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ヤンくんチョイス。パンに肉を乗せたオリジナルの食べ物。肉とパンの組み合わせが絶品。

 

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牡蠣を揚げたもの。これまた美味しい。ビールが進む。

 

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萩原さんチョイスの空芯菜。日本でもお馴染みの料理。萩原さんいわく「冒険できないもので...」

 

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滝本チョイスのエビ入りチャーハン。写真撮る前に小谷に食われたw 私も冒険できない性格なので間違いなく美味しいと確信が持てるものを購入。

 

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もんちゃんもご満悦^^

 

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「バリうまやで」 本気で美味しいときの小谷の表情。この旅で何度も見た。

 

しばらくするとホームレス小谷がなにやら隣のテーブルをチラチラ見て気にしだした。 どうやら隣の人たちが食べている料理が気になるらしい。

 

まだ食べるんかいw

 

本当にこの男の食欲は底なしである。食べたいと思ったら即行動の男。すぐに隣のテーブルに割り込み料理の情報を聞き出す。

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いきなり現れた真っ赤な男に親切に料理について教えてくれる現地の若い人。台湾の人は本当にみな親切で優しい。

 

情報をもらったら即注文、即実食する。すでにかなりの量食べているのだが食欲が止まらない。

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ヌードル的なものを食す。いつの間にかエビも注文している。小谷はエビには目がない。

 

隣のみなさんがなんと一品おごってくれた。

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プレゼントされたスープ。「Very Very Spicy」と言われたので食べてみたら本当にメチャメチャ辛い!

 

せっかくなので名物の臭豆腐にもチャレンジ。その名の通りかなりニオイがキツい。

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さすがの小谷にも強敵を前に神妙な面持ち。

 

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萩原さんもこの表情。みなさんも是非一度臭豆腐にはチャレンジしてみてほしい。

 

夜市の料理は台湾独特の香辛料やパクチーが入っていたりするので好みはあるだろうが、小谷は自分が苦手な味の料理が出てきても嫌な顔は絶対にしない。苦戦しながらもなんとか食べる。

 

美味しいか美味しくないかも大事だが、彼は「食べたときのインパクトが大きい方が記憶に残るのでおもろいやん」と言う。

 

確かに帰国後に旅を思い返したとき、美味しい料理とマズい料理、どちらを思い出すだろうか。どちらを思い出してゲラゲラ笑えるだろうか。ツアーで完璧にお膳立てされた旅も楽しいけれどイレギュラーが次々と起こる旅は一生の思い出になる。

 

みなさんも花蓮に来たらきれいなレストランだけでなく夜市でもあれこれ食べてみてほしい。

 

散々食べまくってようやく食事が終了。一日目からこの勢いだと台湾滞在中に体重がどうなることやら...。

 

食後に夜市の中をブラブラ散策する。縁日のような雰囲気。小谷はダーツで風船を割るゲームに挑戦。

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参加賞でスマホリングをもらった。

 

だが、やっぱり食欲が止まらないw

 

途中見かけたドリンクショップでタピオカドリンクを注文。

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気になると注文せずにはいられない小谷。「うまいやん」

 

カステラ屋さんでプレーンカステラを注文。

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出来上がりを待つ間、いい匂いが漂ってくる。

 

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カステラを焼いている間、小谷が延々話しかけてくるのでお店のおねえさんも若干困り気味(写真では笑っているがマジで困っていたw)。そんな様子を見て申し訳なさそうにするもんちゃん。

 

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右手にカステラ、左手にタピオカドリンクでご満悦。カステラは本当は4個セットなのだが、おねえさんが一個サービスして5個くれた。

 

この後、ホテルへ戻り一日目は終了。

 

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花蓮の街のちょうちんの色と相まって撮れた幻想的な一枚。本当に絵になる二人である。

 

なんとも中身の濃い一日でいろいろありすぎてまとめきれない。それくらいホームレス小谷と一緒に行動していると面白いできごとが次から次へと起こる。

 

実際細かいエピソードまで入れたら、この何倍もの文章量になってしまうのでやむなく割愛させていただいたが、知りたい人は飲みの席で私にビールでもおごってください^^

 

私のブログを読んで少しでも花蓮の雰囲気が伝われば嬉しいです。

 

(2)【2日目前編 〜花蓮観光〜】につづく

 

★旅の様子を動画でもどうぞ★
「ホームレス小谷の台湾(花蓮)支援ツアー」

www.youtube.com

 

■追記
航空券とホテル料金の負担についての記述に一部誤りがありましたので訂正いたしました。(2018/3/18 0:05)

 

■滝本 裕(@taikomochi1019)のレターポットはこちら
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