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【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

【レターポット】1ヶ月使って見えてきたもの

ども、ドラマー/ドラムインストラクターのたいこもちこと滝本です。知ってました?私ってばみゅーぢしゃんなんです(笑)

 

で...

 

本日もレターポットネタですが...
いきなり音楽に関係ない話題w

 

使い始めて一ヶ月が経ちました。サービス開始初日から使っているのでレターポットの歴史がそのまま自分の使用歴でもあります。

■贈り数・受け取り数
以下の通り(2018年1月29日9:00現在)

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贈ったレター総数:11961
贈ったのべ人数:227人
一人あたり平均:52.7レター

受け取ったレター総数:12691
受け取ったのべ人数:287人
一人あたり平均:44.2レター

手持ちレター:273レター

この数字だけを見ると「わぁ、すごい!」という人もいるんですが、オンラインゲームと同じです。「初期からやっているのでレベルが高い」みたいなもんです。誰だって1ヶ月もすれば(普通に使っていれば)4桁は間違いなくいくし、私の数字をはるかに超える人だってゴロゴロ出てきます。

私としてはこの「受け取ったレター総数」が文字数であるということがグッとくるんですよね。12000文字といったら400字詰め原稿用紙30枚分ですよ!これだけの文字を私に贈ってくれた人がいるというのが素直に嬉しい。私のためにわざわざ時間を割いて文字を打って贈ってくれたという気持ちが嬉しい。

他のメッセージツールの場合は文字数を意識することはまずないですよね。文字は無限に使えるのでいい意味で言えば気軽に使えるし、悪く言えば雑に使う。レターポットの場合、私は内容もさることながらいつも文字数を意識して書いたり、もらったりしています。この辺の感覚はユーザーでないとわからないところだと思います。

 

■動くと数字に反映される
最初はもちろんレターなんて来ませんでした。キングコング西野亮廣から来た「よろしくでーす!」という80レターだけ(笑)

「受け取りレター数で信用の可視化」とか言われても、そもそもどうやって受け取りレターを増やしたらいいかわからない。

なので私はいったん受け取りレターを増やすことから離れてTwitterで見かけた気になるツイートをしている人やレターが買えなくて困っている人にひたすらレターを贈る作戦に出ました。最初に購入した1000レターはみるみる減っていきましたが、気にせず贈り続けました。なくなったらまた買い足せばいいし。

あとはひたすらTwitterでレターポット関連のつぶやきと返信とリツイート。加えてブログでレターポットについて書いてTwitterFacebookでシェア。

やったことはそれだけですね。

 

そのうちにTwitterで返信やリツイートしたことに対するお礼やブログの感想のレターをいただくようになりました。そんなふうにして細かく細かく数字を積み上げていったら一ヶ月で12000を超えるレターをいただけたという感じです。

私は単なる一般人でレターポットを始める前から私を知っている人は知人以外ではほぼいない状態。なのでいきなり受け取りレター数を増やせるようなホームランはかっ飛ばせるわけもなく、バットを短く持ってコツコツ当てに行くことしかできません。

途中西野亮廣動画の文字起こしをしたり、彼が私の投稿をFacebookで紹介してくれたことで一時的にグッと数字が伸びる時期がありましたが、基本的には日々の細かい行動の積み重ねが今の数字に結びついたと言えると思います。

地味な積み上げ方ですが、それでも一ヶ月続ければこれだけのレターをいただけるわけですから、自分にはこのやり方が合っていたのかなと思います。

※動くと数字に反映されますが、逆に言えば動きを止めると面白いくらい数字が動きません。ツイート数が減ったり、ブログを更新しないと途端にレターがピタッと止まります。

 

■人は「共感されたこと」に感謝する
私が結構驚いたのが「共感してくれてありがとう」「共感してくれてうれしい」とわざわざレターを贈ってくれる人がいたこと。

私は軽い気持ちで「あ、この人の考え方いいな」と思ってツイートに返信したり、リツイートしてたんですけど、私が想像するよりもその人にとってはずっと大きい意味があるんだとわかりました。そしてそう感じる人が少なくないんだとわかりました。これは結構大きな発見でした。

 

■「レターが来ない」問題
レターは贈り物という位置づけなので基本的には何かのアクションに対してお礼や激励などの気持ちとともに贈られてくるもの、と私は認識しています。

よく「レターが来ない」という人がいますが、もしかしたら登録したらどこからかレターが来るもの、という感覚なのかもしれませんね。

「レターが来ない」とツイートすることも、ある意味アクションといえばアクションなので何もやらないよりはマシですし、実際私はそういうツイートをしている人にレターを贈ったこともあります。 

ただやっぱり「レターがほしいな」と思うのであれば、もう少し能動的なアクションをしないと、受け取りレター数を増やしていくことはできないと思います。別に特別なことをやる必要はありません。私がいい例です。Twitterとブログだけ。それだけでも誰かの役に立つことはでき、受け取りレター数が増えたりします。

 

■「レターください」問題
「レターください」というツイートをちょいちょい見かけます。単に「レターが来なくて寂しい」という人もいれば「クレカがないのでレターが買えない」という人もいます。

私個人はどんな人だろうとくださいと言うことは「あり」だと思っています。

「もらう前にまず恩送りだろ」と言いたい人の気持ちもわかるのですが、誰もが能動的にパッと動けるわけじゃないし、なかなか動けない人の気持ちがわかるので、そういう人にはレターを贈ります。

その人がレターを受け取った時に「あ、自分を見てくれている人がいる」とか単純に「嬉しい」とか、そういう気持ちになってくれたらいいなと思っています。

そしてそこからその人が一歩進んで「じゃあ今度は自分がそういう喜びを誰かに与えよう」と思ってくれたら、私はレターを贈った甲斐があるかなと思っています。

レターポットの理念である恩送りの観点からいえば、「レターください」の人たちは我々に恩送りのチャンスを提供しているとも言えるので、今後も否定することなく、可能な範囲でレターを贈っていこうと思います。

 

とはいえ、ただ「ください」だけじゃなくてもう少しその人の背景がわかる言葉が添えてあるとレターが格段に贈りやすくなるのでそこはちょっとでいいので工夫してほしい。

落ち込んでいるので
体調が悪いので
試験があるので応援してほしくて

そんな言葉が追加されるだけで贈る側の気持ちのハードルがぐんと下がります。

 

■換金について
現状その必要性をまったく感じません。元換金強硬派の私が言うのだから間違いありません(笑)

むしろ時がたつに連れて換金できないメリットがどんどん浮き彫りになってきた印象があります(コインチェックの仮想通貨不正流出問題などもありました)。

事前にあれだけ換金なしのサービス開始を危惧したのですが、それはまったくもって私の取り越し苦労で、いい意味で予想を裏切られました。考えてみれば換金したい人は別の投げ銭サービスなどを利用すればいいわけで、換金を排除したことでレターポットは独自の方向に進化していくような気がします。その行く先が予想がつかないところが楽しいですね。

 

■通貨として
レターポット払いが可能なお店やサービスがぼちぼち出始めています。ある意味資本主義のど真ん中である「交換」という使い方にはなりますが、レターは通貨としての性格を帯びているのでこれはむしろ想定通りの使われ方かもしれません。

※交換といいつつも、サービスに対してきっちりレター数を設定しているところもあれば、文字数などは特に指定しないケースもあり各ショップの個性が出るところです。

ただそれよりも法定通貨でもなんでもない1レター5円という「文字」が(その価値を信じた人たちの間では)法定通貨のように使われているという事実が私には非常に興味深いです。

商品やサービスをレターで提供する人たちにとっては法定通貨を得るよりも、レターを得ること(orレターを贈ってもらえる存在であること)の方が価値が高いと判断しているわけです。

どこまで計算しているかはわかりませんし、単に善意でやっていることなのかもしれませんが、先にお金を取るよりも信用を稼いでおくほうが長い目で見てプラスになるという判断をする人、企業が徐々に出てきているわけですよね。この動きは極めて興味深いです。

 

■レターが有料であることについて
やはり有料であることがレターポットの独自の世界観を守ってくれていると強く感じます。使える文字数が有限であることでユーザーが自然と言葉を丁寧に扱うようになり、くだらない言葉(誹謗中傷、悪口など)のために使う人がほぼいないというのは驚異的です。

そういう観点から言うと有料であることはまったくデメリットになっていないと個人的には思います。

 

■ネガティブレター問題
レターポットの登録ユーザー数が4万3千人を超えました。このくらい人数が増えてくると様々なレターの使い方をする人が出てきますね。

私は幸いなことにこれまで不快な気持ちになるレターをもらったことがありませんが、ぼちぼちそういったレターが出回るようになってきました。私が知る限り以下のようなケースがありました。

いきなり個人情報を聞いてくる
直接的な販促ツール的な使い方

これらは誹謗や中傷などではないけれど、送信者の一方的な思いが押し付けられる形になってしまい、いくら文面が丁寧でも受け取り手は不快に感じるわけで、今後はこういったレターへの対処も必要になっていくのかもしれません。私は受け取り手が見たくないレターを見ずにすむようなミュート機能が実装されることを希望しています。

あるときYouTuber(?)がいきなり「チャンネル登録を」とレターを贈ってきたことがあります。ちょっとビックリしたのと同時に「こいつガッツあるなぁ(苦笑)」と思いました。

だって結構丁寧な文面で100レターくらい使ってるんですよ。100レターといえば500円ですよ?!一人に500円かけてたら100人に贈ったら50000円、1000人に贈ったら500000円。それでいてチャンネル登録は多分その1/10もしてくれない。

なんて効率の悪いやり方なんだ!と思って逆に感動しました(笑)

世の中で当たり前のように使われている宣伝・広告のやり方がレターポットでは通用しづらいのは興味深いところです。商売に結びつけるにしても結局のところ信用を高めてそれから自分たちのサービスへ呼び込むという王道路線でいかないと難しいのかも、と個人的には思っています。

 

■勧誘に関して
これはレターポットに限った話ではありませんが、私が個人的に危惧しているところです。どこのSNSにもMLMとか情報商材系の人たちが入り込んでいますが、レターポットのコミュニティも間違いなく入ってきて、あの手この手で勧誘してくると思います。もちろんご自身が納得してそういう活動をされるのであれば何も言うことはありませんが、くれぐれも用心はしてください。「直接会いませんか」とか執拗に言ってくる人には要注意。

 

レターポットを使っている一ヶ月の間にレターポットに対する考え方が少しずつ変わってきていて、その変化を自分でも楽しんでいる感じです。2月からもう少し違った形でレターポットを絡めた活動をしようと思っています。もう少しミュージシャンらしい活用方法です(笑)

ご期待ください^^

 

■滝本 裕(@taikomochi1019)のレターポットはこちら
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letterpot.otogimachi.jp