【レターポット】千羽鶴2.0としてのレターポット
ども、ドラマー/ドラムインストラクターの"たいこもち"こと滝本です^^
西日本の豪雨の被害が日々伝えられております。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
被害に遭われた方になにかできないかと思い、私も微力ながら募金させていただきました。
さて、こういう大災害があると毎回問題になるのが、、、
千羽鶴問題。
元々は長寿のシンボルである鶴を入院者への贈り物として送っていたのが、被害に遭われている方を気遣い、復興の祈りを載せるシンボルとして送られるようになっていったようです。
問題はその量。
一つ二つ送られてくる分にはそれほど困らないかも知れませんが、全国から大量に送られてくるとなると、送られてきた被災地はたまったものではありません。
鶴を折ってくれた人は相当時間をかけてくれたんだろうし、被災地を思ってやってくれたことだから、ゴミとして無碍に捨てるわけにもいかない。
かといって放置すれば必要なものを置くスペースが奪われ物資を移動するための動線が妨げられる。
必要な物資を適切に迅速にさばいて分配しなければいけないときに、千羽鶴が紛れ込んでくると本来やるべきことに割く時間が大幅に奪われてしまい、それは被災者のみなさんにとっては大きなマイナスになります。
千羽鶴の役割はざっくりいって「私たちはあなたがたのことを思っていますよ」という気持ちを伝えることだと思うんですね。
確かに昔は千羽鶴が届くことで被災地が勇気づけられたのかもしれません。一定の意味があったのかもしれません。
けれどこれだけネットが整備されリアルタイムで全国の人の気持が被災地に届く現代においては千羽鶴の担う役割の重要性っておそらく以前よりはかなり低くなっていると思うんです。
そもそも千羽鶴って(誰が始めたかわかりませんが)それほど歴史のある風習(?)でもないんでしょ?
時代とともになくなっていく風習やしきたりや慣行なんて珍しくありません。千羽鶴もきっとそういうものの一つだと思うんです。
だからいい加減このへんでなんとかアップデートしていきたい。
問題を難しくしているのは、千羽鶴を送る人が「自分は良いことをしている」と信じて疑っていない点。そういう人は「迷惑だから止めろ」と言われてもピンとこない。むしろ反発する。
だからそういうルートで攻めていっても話がこじれるだけなので、否定するのではなく「千羽鶴もいいけれど、もっといい方法があるよ」と示してあげることが大事なのだと思います。
で、現状千羽鶴に代わるもっといい方法とはなにかを考えると、、、
なにかあるかなぁ。
う〜ん、
う〜ん、、
う〜ん、、、
レターポットがベストです。
これを言いたいための長い前フリw
でも真面目な話、レターポットってかなり理想的な被災地支援サービスであることは間違いないと思うんですよね。
千羽鶴を送る代わりに公式ポットにレターを送れば、、、
・メッセージを送ることで気持ちを伝えることができる。
・字数が多ければメッセージに手間(時間)をかけたことが伝わる。
・送ったレターがそのまま寄付(募金)になる。
・受け取った人の邪魔にならない。
千羽鶴が持つメリットはキープしながらも、デメリットを見事に消し去っています。
もちろん他のメッセージサービスを使ってメッセージを送って、寄付は寄付で別にやってもいい。ただレターポットの場合はそれが一度で済んでしまうので、寄付をする人にとってもとても優しいシステムなんです。
実は「寄付(募金)をする人にとって優しい」というのは結構重要なポイントで、、、
募金までにほんの少しでも「めんどくさい」「よくわからない」というポイントがあるととたんに人間の意欲はガクッと落ちます。それで募金を断念してしまう人が出てしまうのは本当にもったいない。
※今日たまたまYahoo!ネット募金でTポイントを寄付しましたが、手軽に募金できるとはいえ高齢者やネットに不慣れな人などにとってはまだまだハードルが高いと感じました。
レターポットであればメッセージを送ることがそのまま募金になる(運営が代わりに募金をしてくれる)ので、募金のために別の手続きを取る必要がありません。サービスとしては理想的ですね。
何年か経ったら千羽鶴を送る代わりにレターポットでレターを送ることが一般的になっている...
そんな時代がくることを願っています。
■追記
レターポットはキンコン西野さんが発案したメッセージサービスで西野さんの会社が運営しています。
レターポットを使い始めたばかりの人はレター(文字)が有料であることに驚かれることでしょう。確かに無料のメッセージサービスが溢れていますから、一見西野さんが「金の亡者」に見えるかもしれませんw
けれどこれはビジネスモデルの違いで、例えば一般的なSNSではメッセージのやり取りは無料ですが、スタンプが有料だったり、広告を表示したり、ユーザーさんの課金ポイントをいくつも設定して多角的にマネタイズするスタイルをとっています。
レターポットはそういうやり方をせずにストレートに「文字を売る」というスタイルを選択しました。他のサービスでは無料の文字が有料である代わりに余計な広告などが表示されないスッキリとしたシンプルなインターフェースで気持ちよく使える仕様になっています。
■キンコン西野さんのオンラインサロンはこちら
※日々、西野さんの面白投稿が読めます。 その内容とボリュームは素晴らしくてまとめて書籍にしてほしいくらい。
■滝本 裕(@taikomochi1019)のレターポットはこちら
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