良いドラマーになるためのブログ

【プロドラマー・ドラム講師たいこもちのブログ ドラムネタは意外と少ないかも】

こだわりは捨ててください

受験生の娘(中3)を持つ父です。

 

自分の受験よりもハラハラしますね。とりあえず一つ合格しておりますが、私立なんで今からお金のことで頭が痛い(笑)。

 

ところで...

 

娘の成績が伸び悩んでいます。けっして努力していないからとか頭が悪いからではありません。

 

ではなぜ成績が伸びないのか。

 

それは

 

勉強のやり方がよくないから

 

です。正確に言えば「やり方が合っていないから」ですかね。

 

「じゃ、変えればいいじゃん。」

 

はい、そうなんですよ。何度もそれとなくアドバイスをしてきたし、塾の先生もあれこれ助言してくれているんです。

 

けれど本人が変えようと思わなければ変わらないんです。

 

成績は上げたい。

でも今のやり方は変えたくない。

 

これまで散々そのやり方で成績が伸びなかったことがわかっているのに、なおそのやり方に固執する...

 

普通に考えたら賢い選択でないことは明白なのですが、なぜかこういう選択をする人は多いです。

 

勉強

スポーツ

仕事

 

素直に助言を受け入れるだけで驚くほど伸びるのに。

 

もったいない話です。

 

 

で、話はドラムのレッスンに移りますが...(ここまでは長い前フリ)

 

 

レッスンでも「自分のやり方にこだわる」生徒さんがいます。私のアドバイスを無視してて自分独自のやり方を押し通す人。

 

私が出す課題を「それは必要ない」と言ってやってこない人。

 

これね、残念ながら

 

物事が上達しない典型的な例です。

 

やり方にこだわって目的が達成できないのと

こだわりを捨てて目的を達成できるのと

 

どちらがいいのでしょうか。

 

みんな頭では後者が正しいと分かっているのですが、実際には前者を選択する人が驚くほど多いです。(※正確に言うと前者を選択している自覚がない)

 

習い事をするときはいったん頭の中をリセットして新しい価値観を受け入れるスペースを作ってください。

 

自分なりのこだわりがある人。たいていそれは役に立ちません。むしろ上達への妨げになります。ですので思い切って捨ててしまってください。

 

あとは先生の言うとおりただひたすらやっていればいい。特にレッスンの初期段階はそうしてください。

 

それだけで上達します。

というかそれが上達への一番の近道です。

 

「個性が...」とかまったく気にしなくていいです。先生のアドバイスを守ったくらいで失くなるようなものではありませんから、個性は。

 

私はドラムを始めてから35年くらいになります。プロとして25年以上やっています。

 

教える仕事もなんだかなんだで10数年になります。面倒見てきた生徒さんも200人くらいにはなっているでしょうか。

 

そういった経験のもとにレッスンでいろいろとアドバイスをしたり、課題を出しているわけです。

 

長い年月をかけて得た経験にもとづく先生からのアドバイス

自分が思いついたやり方と

 

どちらがより上達の後押しをしてくれると思いますか。

 

それでも自分のやり方を優先するのであれば習う意味はありません。どうぞ独学で頑張ってください。

 

せっかくレッスンを受けようと思うのだったら、是非新しい価値観を受け入れるオープンマインドを持って臨んでください。

 

先生を全面的に信頼してアドバイスに耳を傾けてください。

言われたことをただただひたすらやってみてください。

 

必ず結果が出ますから。

 

■追記

自分がどういうドラマーなりたいかとか

どういう音楽をやっていこうとか

 

そういうところはどうぞおおいにこだわってください。

要はこだわるところを間違えないようにということです。