【ドラムセッティング】ビーターのシャフトのセッティングについて
何十年も前からいまだになくならないこのセッティングミス。自分のドラムセットでもしバスドラムのヘッドを破いたら泣くでしょ。バスドラムのヘッド高いし。
くれぐれもそういうことのないようにしましょうね。
■ビーターはヘッドのどこに当てるのが正解か
実はここが正解というのはありません。もちろんヘッドの中央を叩くのは基本ではありますがバスドラムに関しては口径によっては中央にビーターを当てないセッティングが正しい場合もあります。18インチのバスドラムなどは口径が小さすぎて、ヘッドの中央にビーターを当てようとしても物理的に当てられませんし。
今回の動画のバスドラムの口径は22インチでもっとも一般的なサイズですが、私は22インチの場合はヘッドの中央のやや上くらいにビーターを当てるようにセッティングしています。
ヘッドの中央に無理に当てようとすると今回のようなビーターシャフトによるヘッド破損の可能性が出てきます。どうしてもビーターを短めにセットしたい場合は、セッティングが終わったあと、まず手でフットボードを動かしてシャフトエンドがヘッドに触れていないかを必ず確認してください。数ミリ離れていればビーターがヘッドをバリっと破く悲劇を避けることができます。
今回は結論から言うと一番よくないのはインパクトパッドの位置。これ絶対に「ここにビーターを当てるのが正しい」と思っちゃいますよね。一応お店の方には事情を説明して「この位置にインパクトパッドを貼るとヘッドを破かれる可能性がありますよ」とお伝えしておきました。対応していただければよいのですが。
というわけでインパクトパッドの位置をなんの疑いもなく信用しないように。
楽しいドラムライフを!