新鮮な響き
たまに作曲とか編曲とか(のまねごと)をやります。
編曲するときにコード進行を考えるわけですが、やっぱり作品を何作も作っていると徐々に手癖というか自分の中の定番のコード進行みたいなものが出来上がってしまって、新鮮味がなくなることがあります。
たまたまあるドラマを見ていてエンディングテーマが素晴らしく良かったので勉強も兼ねてコードの分析をしてみました。
どうしてもコードを拾えなかったところはネットで検索してコードの解析を進めました。するとそこで今まで自分が使ったことのないコード進行と出会いました。
キーがCの場合、定番のコード進行として
C→G on B→Am→Am on G
みたいな流れがあります。この2つめのコードを
G on G#
にすると、なんとも言えない音のぶつかり感があって非常に心地よいのです。
※音楽理論的にはE7#9 on G#という解釈が正しいとのことです
単体で聞くと非常に不安定なコードなのですが流れの中で聞くととても心地よい。Amにつながった時の心地よさったらないですね。
コード解析したかいがありました。さっそく次の自分の曲で使いたいと思います(笑)
ただ、解析して分かりましたが、この曲はコード進行に関しては...
全然普通でした。
普段自分が使っているコード進行と大差なく、拍子抜けするほどシンプルでした。それなのになぜ自分の曲とこれほどまでに聞こえ方が違うんだろう。
コード進行でアレンジを作って行こうとするとどこかで壁にぶち当たります。それよりも定番と呼ばれるコード進行をいかに新鮮に(感動的に)聞かせるかを追求していったほうがきっとこれから先のことを考えると有意義な気がします。
アレンジって勉強していくと沼が深すぎて嫌になりますね(笑)