できないからやらない。でもやらないとできるようにならない。
えっ、そんなの
やったことがないから
できません。
と言って全然チャレンジしない人がいます。
もうそういうやつは放っておこうとも思うのですが、ジジイとしてはやっぱり一言言っておきたいのです。
何事においても初めての時があります。
じつは今度某大会場にてオーケストラとの共演がありますが、これまで一度もそんな共演はやったことがないのです、ワタクシ。
ですので正直...
おしっこちびりそうですw
この仕事の話が来た時にもちろん断ることもできましたよ。
けれど私は受けました。
せっかく私にこの話を持ってきてくれた人のためにも、自分のためにもやるべきだと思ったので引き受けました。(もちろん好奇心もありました)
うまくいく確信などありません。っていうか絶対うまくいくなどという確信がある仕事なんてそうそうありません。私には。いつも不安でビビってますけど、開き直ってやらせてもらっています。
話は変わって...
先日レッスンで「耳コピができない」という話になりました。
耳コピとは、曲を聞いただけでそのプレイヤー(ドラマー)がどんなパターンを叩き、どんなフィルインを叩いているかを解析できる能力のこと。
確かに今私はサラッとできるけれど、どうしてできるようになったのか、そのプロセスを全然思い出せません。ただ、初期の頃はすっごい苦労したことだけは覚えています。
もうバスドラムの音とか全然拾えなくてね。スネアがかろうじて聞こえたくらい。あとはもう想像で「きっとこんなふうに叩いているに違いない」なんて適当に叩いてたなぁ。
でもそんないい加減な耳コピでもしつこく回数を重ねると正しく聞き取れるようになるもんですね。いつの頃からか大した苦もなく耳コピができるようになりました。
できないからやらないと言っているといつまで経ってもできるようになりません。できなくてもいいから、完璧でなくていいからとにかくやる。
それを繰り返していくうちに完成度が上がっていくもんです。
「耳コピができない」といった生徒さんですが、もう2年近くドラムを叩いているわけで、実は相当「ドラム耳」ができ上がっています。だから耳コピができないはずがありません。
試しにある曲を聴かせてドラムの音を拾ってもらったらやっぱり6割くらいは拾えるんですね。本人ができないと思っているだけで実際はある程度できる。
これまで耳コピに関しては自主性にまかせてきましたが、今後は少しお尻を叩いて耳コピをやる機会を増やしてあげようと思いました。その方が生徒さんもきっと伸びると思うので。
個人的にはジャズのドラムってまともにやったことがないのでやってみたいです。なんかおじいちゃんになっても楽しく叩けそうで。