初Journey
2/6に武道館でJourneyのライブを見てきました。
中学生の時に初めてDon't Stop Believin'を聴いて以来ずっとファンです。正確に言うとDon't Stop Believin'を聴いた時はそれほどピンとこなかったのですが、Escapeというアルバムを聴いた瞬間あまりの曲の良さ、演奏の良さ、音の良さに完全にノックアウトされ、それ以来ずっとJourneyというバンドは自分の中でNo.1のバンドです。
高校生の時にはじめてバンドを組み演奏したのもJourneyのWho's Crying Nowだったし。
■演奏曲目
想像通りEscape、Frontiersというめちゃくちゃ売れた2枚のアルバムからの曲がほとんどでした。個人的には最近のアルバムも素晴らしいだけに何曲かはそういった新し目の曲も聴きたかったです。
■演奏
演奏は当然のごとく素晴らしかったです。Neal SchonのギターはもうCDで聴いたまんまのニール節全開だし、Arnelの歌も調子良さそうだったし。バンドによっては「ああ、さすがに衰えたな」と寂しくなることもありますがJourneyはそういった心配は稀有で十分楽しめました。
■音
武道館の二階席だったので良し悪しははっきり言ってよくわかりませんがけっして悪い音ではなかったように思います。
最近の流行りなのかステージ上にはギターやベースのアンプ類は無いんですね。要するに音はすべてライン(Dream Theaterもそうだった)。だからえらくステージ上がスッキリしていてなんか不思議な感じがしました。
アメリカのミュージシャンって(人によるのでしょうが)「絶対アンプで鳴らさないと俺のあのサウンドは出せない」みたいなこだわりが意外とないのでしょうか。新しいシステムの方が良いと思ったらサクッと変えちゃうみたいな。
まぁなんにせよ今後はこういった機材構成は増えていくでしょうね。
■ドラマーについて
今回のツアーはドラマーとしてSteve Smithが復活!Escape、Frontiersで歴史的な名演奏を残した彼の復活に往年のファンは当然大喜びでした(前任のDeen Castronovoは事件を起こし脱退)。
私も本来であれば生でSteve Smithのドラムが見られるのですから大感動...するはずでしたが意外と複雑な思いで見ていました。
というのもSteve SmithはJourney脱退後に本来やりたかったジャズ・フュージョン路線に完全にシフトチェンジしてまったく別人というくらいドラムスタイルが変わってしまったのです。
当時のJourney在籍時代の演奏と最近の演奏をYoutubeなどで確認したらドラマーでなくても「これ本当に同じ人?」とビックリすると思います(髪の量も含めてwww)。
フォームやセッティングはもちろんサウンドや叩くビート感も完全に別人になってしまったので「今のこのSteve Smithが果たしてJourneyのバンドサウンドに合うのだろうか」と一抹の不安を感じていました。
実際に演奏を見たら案の定不安が的中。そこにはもはやロックドラマーだった頃のSteve"マシンガン" Smithはいませんでした。
もちろんそういうことを差し引いてもJourneyなんで十分楽しめましたし、メンバーは旧友との共演を楽しんでいたようなので良かったんですけどね。
私自身はやっぱりあの野獣だった頃のSteve Smithが見たかったというのが本音です。(もっと言えばDeenが見たかったのですが)
Journeyが来日したら是非次回も見に行きたいと思います。次はDeenが戻ってきてくれたりすると嬉しいのですが。