私が経験したトラブル及びミス
ライブやレコーディングなどでこれまでいろいろなトラブルやミスを経験してきましたのでほんの一部ですがご紹介します。
みなさんのご参考になれば。
■トラブル
会館の主電源が落ちる(ミュージシャンは電気がなければただの人です)。
ボーカリストのマイクが急にノイズだらけになって曲が中断(ワイヤレスだとたまにあります)。
シンバルを吊り下げでセッティングしていたら、ネジが緩んでいたらしく叩いたらシンバル自体が落下した。
演奏中にスネアのスナッピーが壊れてスナッピー無しの可愛い音になってしまった(笑)。
バスドラムがどんどん前へ動いていく(これはしょぼい機材のリハスタなんかではよくあります)。
演奏中にタムやシンバルの角度が変わってしまう(これもよくありますね)。
ヘッドが破ける。
シンバルが割れる(演奏中に気付くと結構ヘコみます)。
ハイハットのクラッチが緩んで外れる(踏んでも反応しなくなる)。
スティックが折れる(カウントの時に折れたことがあります(笑))。
スティックが滑って飛ぶ。演奏中に落とす。
バスドラムのペダルが徐々に外れて斜めになっていく(気になると演奏に集中出来ません)。
ステージが真っ暗過ぎて譜面が全く見えず焦る(譜面灯が用意されていない現場もあるので注意)。
自分のミキサーの電源が抜ける(ガムテープで固定しておけばよかった...と後悔するわけです)。
マニピュレーターがノリノリでステージでダンスしたためにパソコンのマウスがクリックされてしまい次の曲のデータがSTART。自分達が演奏している曲と違うオケが同時になるんですからそりゃもうカオスです。そのマニュピはクビになりました。
予定外のドラムソロをふられてうろたえる(たまにあります(笑))。
大雪で会場到着が大幅に遅れる。
名古屋で国際的なマラソン大会にぶつかり会場入りが3時間遅れる。
演奏中に血マメが出来、それが潰れて流血。
演奏中に手の皮がむけて激痛。
ライブハウスで演奏中に天井から雨漏り。チャイナシンバルにどんどん雨水が溜まっていくという...(笑)。
ライブハウスのエアコンが効きすぎてMCの間に体が冷え切る。
ライブハウスの照明が熱すぎて演奏中にバテる(殺人的に熱いライブハウスがあります)。
■ミス
曲のサイズを間違えた(意外とみなさんありますね^^)。
打ち込みと同期する曲で曲のサイズを間違えて自分だけ先に終わってしまった(かなり恥ずかしいです)。
スナッピーを上げ忘れてショボイ音で始まってしまった(ドラマーなら一度はやります)。
曲順を間違えて違う曲の譜面を見て焦る。
譜面をめくろうとして次の曲の分もめくってしまって焦る。
セットリスト(曲の構成表)を読み間違えて曲つなぎなのに次曲のカウントを忘れてボケッとする。逆にMCなのに次曲に入ってしまう、なんてことも。
ドラマーがつながなければいけない段取りを何度やっても忘れる。
リハーサルスタジオの場所を間違えて大幅遅刻。
ツアーの移動日を間違えて自宅でゴロゴロ。待ち合わせに間に合わず自腹で飛行機に乗って会場入り。
機材搬入後車を駐車場に入れるのを忘れてレッカー移動。レコーディングのギャラより罰金の方が高かったという...(笑)。
■まとめ
トラブルやミスについては事前にある程度準備しておけば「防げる」又は「最小限でリカバー出来る」ものがあります。そういったものは出来る限り対処しておきます。
ミュージシャン側で対処できないことについては心配しても仕方ないので全く気にしません。
■追記(遅刻について)
遅刻に対しての対応は現場によりまちまちですが罰金を食らう現場もあります。知人が1回の遅刻で10万円の罰金を食らったことがあります(実話)。
ドラマーは機材があるのでほぼ確実に車で現場に向かうことになります。「渋滞にハマッた」「事故った」「故障した」など言い訳になりません。
関係者に多大な迷惑がかかり、場合によっては金銭的な損害も発生するので遅刻にはくれぐれもご注意ください。