優れたプレーヤーが優れた監督になるとは限らない
だよなぁ。
納得。
まぁ、プレーヤーとして優秀だったかどうかは別として、ブラスバンドの指導者としは自分はまだまだだと痛感します。
私は何でも飲み込みが早く、要領の良い子でした。どんなことでもそれなりの形に持って行くのに大概時間がかからなかったんですね。
仮に壁に当たってもその壁を乗り越える、又は避けるためにはどうすべきかという方法論を自分であれこれ試行錯誤して独力でクリアしまう、そんな子でした。
そんな私だからでしょうか、今ブラスバンドを指導していて、何度も頭をよぎるのが
こんな簡単なことがなぜ出来ないんだ
出来ないならなぜ練習しないんだ
というセリフ。
もちろん声に出して言いはしませんが、どうしてもそう考えてしまう自分がいます。
どこかで無意識のうちに自分を基準にして
こんなことくらい出来て(やって)当たり前
やらない(出来ない)お前らが悪い
と考えてしまっているんでしょう。
相手は自分とは違う全くの別人で、しかも子供です。楽器の習得スピードも人それぞれ。ものの考え方も人それぞれ。というか私のようにものを考え対応する人間の方がおそらく特殊で、目の前にいる子達こそが普通で当たり前の存在なのだと思います。
ですから本来はそれに合わせた練習内容や指導方法で進めるべきなのだ、とアタマでは分かってはいるもののどうしても相手を責めてしまう自分がいます。
出来ないことが当たり前。
出来ないからこそ練習しているのだ。
その思いがまだ腹の奥底にしっかりと落ちていないんでしょうね。結果が出ないから焦る。焦るからまた表面的に子供達を叱り飛ばすような指導になってしまう…。
その悪循環から早く抜け出さねば。
来年度はいろいろと改革していこう。
でもまずは自分の指導面の改革が先だな。