好きなドラマー(30) ~Ilan Rubin~
ぶっ叩き系、4人目です。
Ilan Rubin(アイラン・ルービン)
Wikipediaに(前回紹介した)トラヴィス・バーカーに師事したと書いてあるので、弟子筋にあたるのでしょうか。
というわけでこの人も師匠(トラヴィス)譲りのぶっ叩き系ドラマーです。ただ師匠がストレートな、若干硬めのフォームに対してアイランは手首しなやか系でリストショットのハンパないスピードでパワフルな演奏を実現しています。
またセンスの良さも師匠譲りですね。
ソロ映像です。
どうですこれ?
すんばらしいセンスの良さ。なんですかね、このフレーズのチョイス。この映像の時点でまだ23歳くらいですよ。どうしたらこんなドラムが叩けるんでしょうか。
そしてすごいのはスネアの音!スネアを聴いているだけでどんだけの音量が出ているかが伝わってきますね。
ただ意外にもスティックは短めに(バランスポイントを)持っているという非常に基本に忠実なグリップ。スティックを長めにホールドして音量を稼ぐ人は多いですが、スティックを短めに持ってこれだけの音量を出せるというのは相当なリストショットのスピードが出ていないと実現できません。
こちらはドラムデュオの映像。
相方のドラマー(Hayden Scott)も普通に上手いドラマーなのですが、ここでは完全にアイランの引き立て役に回ってしまっています。それくらいアイランのドラミングが際立っています。
こんな若者がいるんですからね。
ホント、アメリカって嫌だわ〜(笑)。
ちなみにアイランはクリックに合わせて演奏することに関しては「自然にできてしまうので苦労したことがない」そうです。
羨ましいわ〜。