譜面書きのお供
譜面を書く際、以前は鉛筆を使っていました。私は絶対に書き間違えをするので簡単に修正ができる鉛筆しか選択肢がなかったのです。
ただ鉛筆は鉛が入っているため、ステージで照明があたった時にたまに光が反射して見えなくなることがあります。そこで鉛筆で書いた譜面をわざわざ一度コピーして使ったりしていました。
ボールペンや写譜ペンを使えば反射の問題はクリア出来ますが書き損じた時の修正が面倒です。
なかなか丁度いいものがないなぁと思っていたらある日理想的な製品に出会いました。
ペンなのに消せるという不思議なペン。もうご存じの方も多いと思います。
とあるリハの時にキーボードのMさんがなぜか「これ良いからあげるよ」とくれたのです。そして使ってみて一発で虜になりました。
ペンなのに簡単に消せる!
ペンなので反射しない!
もう感動でしたね。その日から私の中では譜面書き用のペンはこの製品一択で決まりです。
ちなみに私はフタ付きタイプではなくノック式を使っています。フタは無くすし開け閉めが面倒なので。
現在は譜面書き以外にも使うようになり譜面を書くときは0.7、通常のメモ書きなどでは0.5という風に太さを使い分けています。譜面書きで0.5だと若干細い印象があるんですよね。このあたりは好みだと思いますので、いろいろと試してみてください。
なおインクが切れた場合はインクだけを追加購入出来ますから非常に経済的ですし無駄がなくていいです。
ただし!!
そんな無敵な製品にも一点だけ注意点があります。
それはこのインクが「熱」に弱いこと。
書いた文字を消すときは摩擦熱で消すのでそこが便利なところでもあるのですが、誤って高温にさらしてしまうとものの見事に文字が消えてしまいます。
例えば譜面を高温の車内に置きっぱなしにしたりするとただの白紙になってしまって後でギョエーってなります(笑)。
私は先日譜面をストーブの脇に置いておいたら温風が直接当たってしまったらしくせっかく書いた譜面が白紙に戻ってしまいました。
一生懸命書いた譜面が真っ白に戻ってしまった時のあの脱力感...。
みなさんもどうぞお気をつけください。
とは言え真っ白になってしまった譜面は書き直すしかないのかといえばそんなことはありません。とても簡単な対処法があります。
実は...
冷凍庫に入れるんです(笑)。
いやマジで^^
冗談じゃなくて本当です。
私も半信半疑だったのですが、真っ白になってしまった譜面を冷凍庫に入れたらちゃんと元通り字が浮き出てきましたよ。ちなみに冷蔵庫ではダメでした。やっぱりキンキンに冷やさないとダメみたいです。
というわけで使い方に気をつければ無敵なので是非使ってみてください。