【レターポット】想像力は優しさでもある
ホント、音楽ネタ・ドラムネタがまったくない状態に本気で危機感を感じている滝本です。
そんな中、レターポットの話題ですが...(笑)
以前からサロン(西野亮廣オンラインサロン)内でも話題になっているレターポットの「未読・既読」問題について。
最近のメッセージサービスは既読マークが付くのでそれが大変便利な場面もあるのですが(連絡事項の漏れ防止など)、その機能のせいで新しく生まれてしまった摩擦やストレスもあります。
「既読スルー」問題もその一つ。「読んだんだからリアクションしろよ」ってことですよね、これ。
いつまでも未読のまま読まれないメッセージも悲しい。「頼むから読んでくれよ」って叫びもあります。
もし相手が未読か既読かなんて、そんな情報を知らなければイライラしなくてよかったし、ガックリくることもなかった。
なんでもかんでも知ることができるというのは幸せと直結するわけではないんですね。
で、話はレターポットに戻りますが...
相も変わらずキングコング西野亮廣の元にはとんでもない数のレターが毎日届いています。それを彼は律儀に一通一通読んでいますが、当然やることは他にもあるので追いつかないわけですよ。読んでるそばから次々とレターは贈られてくるし。
そんなときに
まだ読んでくれてないんですね。
さびしい...
というメッセージがきたらどうですかね。
これキツくないですか?
みなさんも、仕事とかで徹夜して目一杯頑張ってるのに上司から
えっ?まだ終わらないの?
お前サボってんじゃねーのか?
とか言われたらどうですか。
キレますよね
心の中で
それは大量にレターが届く西野だから起こるんだろ?
いえいえ、そんなことはありません。こういったやり取りは一般の人にも十分あり得るケースです。
例えば自分にレターが来たとして、
忙しくてレターを見る時間がなかった
体調不良で寝込んでいた
レターを読む気分じゃなかった
たまたま見過ごした
なんて時に
まだ読んでくれてないんですね。
さびしい...
とかTwitterでつぶやかれたり、直接メッセージが贈られてきたらどうですか。「いや、ちょっと待ってくれよ」と言いたくなりませんか。わざと未読だったわけじゃないのに、そんなことを一方的に発信されたら私なら...
重いですw
せっかく贈ってくれたありがたいレターが被災地の千羽鶴になってしまう瞬間です。
さびしい気持ちは全然否定していません。むしろあって当然。自分だってホリエモンに贈ったレターがずっと未読なんでスネてます。「なんだよ、せっかく『多動力』ほめてやったのによ」って(笑)。
でもそれを相手に伝えるのはどうなんでしょうか。相手のための贈り物(レター)じゃなかったんですか。あなたのつぶやきが大切な相手にダメージ与えていますが、それでも自分の気持を満たす方を優先しますか。
レターポットは他のメッセージサービスとは一線を画します。既読スルーOKだし、もっと言えば未読スルーだってOKなんですよ。
※もちろん自分から「贈ってください」という人はきちんと読むべきだし、言われなくてもちゃんと読んでいるはずです。
少し想像力を働かせましょう。自分のレターが未読だったとしても相手には今レターを読めない事情があるのかもしれない、と。そしてそれが相手に対する優しさ、思いやりなんだと私は思っています。
実はこれは私自身にも言い聞かせていることでもあります。
以前「レターが0(ゼロ)になったのでレターください」という人にレターを贈ったんですね。しばらくしてレターポットをチェックしたら、まだそのレターが未読なんですよ。
えっ?切羽詰まっている感じだったから贈ったのになんでまだ未読なの?
と考えている自分がいてハッとしました。
どこかに「せっかく贈ってやったのに」と考えている自分がいたことを私は認めます。あのときの自分は恩を贈っていたのではありませんでした。恩を売っていたんだと思います。
それ以後どんな状況であっても贈ったらあとはそれがその人のために有意義に使われることを信じて(いい意味で)放置することにしています。
ま、人間なんでいろいろな思いはあります。私の意見に賛同できない人もたくさんいると思います。ただレターを受け取った人が不幸、不快になるようなことが、今後少しでも減ったらいいなと思って書かせていただきました。
■滝本 裕(@taikomochi1019)のレターポットはこちら
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